ファイターズ
2022/12/08 21:00

根本「中盤で粘れれば、勝てる投手になれる」上沢、加藤、伊藤の背中追う

鎌ケ谷で自主トレに励む根本

手本は先発3本柱 目指すは勝てる投手

 先発3本柱に続く! 日本ハムの根本悠楓投手(19)が8日、千葉・鎌ケ谷の2軍施設で自主トレを行い、先発ローテーションの核を担う加藤、上沢、伊藤を〝猛追〟する意欲を見せた。今季、チームではこの3投手だけが規定投球回(143イニング)に到達。白老出身の道産子左腕はプロ初勝利を含む3勝、防御率2.52をマークしたが、投球回数は60回⅔にとどまった。

 先輩たちとの差を少しでも縮めるべく、来季の目標は100イニングに設定。手本はやはり「加藤さん、上沢さん、大海さん」の3人だ。「最初の方に失点してもその後をしっかり抑えて、なんだかんだクオリティースタート(6回以上を投げ3失点以内)とか、長いイニングを投げている。そういうところがすごい」と理想に掲げ、「序盤に失点したら結構中盤がきつくて、五回で降りたりが多かった。そこでもう一つ粘れれば勝てる投手になれるのかな」と成長のイメージを思い描いた。

制球王に学ぶ「投げるしかない」

 特に同じ左腕の加藤には、強い敬意を抱いている。シーズン中には3ボール時の対応について質問し、「テキトーに投げる」と〝らしい〟助言をもらったこともあった。「加藤さんは投球フォームのリズム感が良い。あとは(狙いから)ズレても(ストライク)ゾーン内で投げミスするイメージ。そこですね。自分はズレると大きく外れる。それがもったいない」。今季11四球で歴代シーズン最少記録を更新した〝制球王〟と自身との違いを分析しつつ「加藤さんも自分で去年くらいからようやくつかんできた、フォアボールも少なくなってきたって言っていたので、投げるしかない」。焦らず経験を積んでいくつもりだ。

関連記事一覧を見る

あわせて読みたい