水野 ミズノのアンバサダー狙う「他のメーカーを使うのは許されない」
一流選手の証し スターの仲間入りへ
〝ミズノ〟の顔になる! 日本ハムの水野達稀内野手(22)が9日、千葉・鎌ケ谷の球団施設で自主トレを行い、自身と同名のスポーツ用品メーカー「ミズノ」のブランドアンバサダー就任を将来の目標に掲げた。
契約が許されるのは、同社が認めた一流選手のみ。用具の提供などで、さまざまな特権が与えられる。現在、チームで名を連ねている選手は宮西、近藤、伊藤の3人。他球団を見渡しても、村上(ヤクルト)、菅野(巨人)ら大物ばかりだ。来季以降、確かな実績を積み上げ、スターたちの仲間入りを狙う。
ミズノ一筋 ワンランク上の契約を目指す
少年時代から、水野はミズノ一筋だった。「水野がミズノを使っているってネタにもなる(笑)。今も一式ミズノ。他を使うのは許されないと思う」と〝忠誠〟を誓い、同社の用具を愛用してきた。
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プロ入り後は用具提供を受ける立場となったが、「たぶん上限額がある。もらい放題にしたいです。アンバサダー限定カラーとかもあるらしい」とワンランク上の契約を夢見る。チームメートの近藤は、特権でバットに名前を彫っており「『近藤健介』って入っていて、かっけーなって。自分も名前を入れたい」と羨望(せんぼう)のまなざしを向けた。
勝負の2年目へ 今オフは1日400スイング
ルーキーイヤーだった今季は遊撃で開幕スタメンをつかむも、右すねの疲労骨折などもあり、21試合の出場にとどまった。離脱期間中に同ポジションのライバルだった上川畑が台頭。悔しさをかみ締める日々が続いた。
アンバサダー就任には、当然ハイレベルな成績が求められる。勝負の2年目へ向け、今オフは1日約400スイングをノルマに設定。強度の高い練習と節制で体脂肪を減らし、体のキレを追い求めている。「 ケガをしていたので、あまり休んでいる暇はないと思っている。ちょっとでも体を仕上げられるように、キャンプへ向けてやりたい」と気合十分だ。
新球場で猛アピールだ!
来季の目標は2年連続の開幕スタメン。「(今年の開幕戦で)バックスクリーンの前から登場するやつをやらせてもらった。来年も何か(セレモニーが)あると思うので、やりたい思いは強いです」と意気込んだ。新球場で圧倒的な成績を残し、水野がミズノに猛アピールする。