ファイターズ
堀「斜めの要素入れる」第3のスライダー習得で勝利の方程式返り咲く
テークバック模索中「良い位置で投げていたら痛みはない」
七回の男が、一歩ずつ復活の道を歩んでいる。日本ハムの堀瑞輝投手(24)が10日、千葉・鎌ケ谷の球団施設で自主トレを行った。現在は、シーズン中に炎症を起こした左肩の状態と向き合いつつ、理想の投球フォームを模索中。昨季、最優秀中継ぎに輝いた左腕は、試行錯誤を繰り返しながら来季への準備を進めている。
白球を握り、利き手を後ろに引く。幼い頃から形作ってきたテークバックの動作を、このオフ徹底的に見つめ直している。「良い位置で腕を引けたら、しっかり投げられる。僕はどうしても癖で(体の)後ろに入れてしまう。そうなると痛みが出る。良い位置で投げていたら痛みはないので、そこを探っているって感じかな」と、屈託のない笑顔を浮かべて現状を説明した。
左肩の完治最優先「第1、2クールには投げられる状態に」
5月に覚えた患部の違和感は、いまだ拭い切れていない。それでも確かな手応えがある。既に平地では7、8割の力でキャッチボールを行っている。年内にはブルペンで傾斜を使った投球練習を予定しており、「どうフォームが変わるかいろいろと試したい。(2月)1日は無理かなと思うけど、第1、2クールにはブルペンでしっかり投げられる状態に持っていきたい」と、来春のキャンプを見据えて着実に歩みを進めている。