現役ドラフトで移籍の古川侑「僕にチャンスを与えてくれた」日本ハムにもソフトバンクにも感謝
トライアウトからはい上がった「すごく感謝しています」
9日に初めて実施されたプロ野球の「現役ドラフト」で日本ハムからソフトバンクへ移籍することになった古川侑利投手(27)が12日、千葉・鎌ケ谷で報道陣に対応し、あらためて新庄剛志監督(50)や両球団に感謝した。
現役ドラフトから3日が過ぎ、荷物整理や選手、スタッフへのあいさつに追われた。「びっくりしました。差し込まれました」と驚きはあったが、悲観的にはならなかった。「日本ハムが僕に与えてくれたチャンスですし、取ってくれたソフトバンクも僕にチャンスを与えてくれた」と前を向いていた。
この記事は有料会員限定です。
登録すると続きをお読みいただけます。
「野球ができるのはボスのおかげ」
2021年オフ、巨人を自由契約になり、トライアウトを受験。新庄監督の目に留まり、日本ハムと育成契約を締結した。これが転機となり、22年シーズン開幕前に支配下入りすると、救援で34試合に登板。崖っぷちからはい上がり「ボスがいなかったら僕はここに立てていない。チームはかわりますけど、野球ができるのはボスのおかげ、ファイターズのおかげなので、すごく感謝しています」と恩義を口にした。
佐賀県出身の古川侑は来季、地元の九州に戻る。ソフトバンクには愛着があり、ベテラン左腕の和田は憧れを抱いていた投手の一人だ。「小さいころに見ていた方と一緒にプレーできるように頑張らないといけない」。妻や両親の応援も背に、勇ましく新天地へ向かう。