立命館慶祥ラグビー部が壮行会 初の花園で〝ジャイキリ〟起こす!
28日に石見智翠館と1回戦
全国高校ラグビー(12月27日開幕、大阪・花園ラグビー場)に出場する立命館慶祥のラグビー部が13日、江別市内の同校で行われた壮行会に参加した。今後は20日に現地入りし、28日に行われる石見智翠館(島根)との1回戦に備える。
初の花園へ向けて、学校全体が盛り上がっている。校内、校外に全国大会出場を祝うのぼりが掲げられ、この日は吹奏楽部とチアリーディング部から応援パフォーマンスを披露され、英気を養った。
いよいよ、立命館慶祥初の挑戦が始まる。28日の1回戦まで約2週間に迫り、久保田慧主将(3年)は「ほどよい緊張感。でもいつも通り、楽しんでラグビーの練習をできている」と気負いなどは見られない。
相手は花園常連の島根・石見智翠館高。シードに入っていてもおかしくない強豪校だが、久保田は「花園2勝が目標。(最初は)万全の状態で戦えるから(相手がどこでも)変わらない。1戦目にやるか、2戦目にやるかだけだよねっていう話をしました」と頼もしい。高校日本代表候補に選出されたCTB三浦遼太郎(3年)も「やはり良いコンディションで戦えるってところが嬉しい」と声を揃えた。
がっぷり四つの展開に持ち込んで勝機を見いだす
お互いにディフェンスに強みを持っている。がっぷり四つの展開に持ち込み、勝機を見いだすつもりだ。三浦は「ロースコアの展開に持っていけたら、十分、自分たちにも分があるのかな、というふうに思ってます」と自信に満ちている。
入学時から期待されていた世代が、全国の舞台に挑む。松田祐一監督(43)は「(全国に)行くんだったら、ここっていう(世代)。『立命館来てるよ』みたいな、そういうのはあった」。周囲の評価をしっかりと結果で示した。
今月上旬に立命館大と実戦練習
全国行きが決まってからも「花園2勝」を目標に練習に励んできた。11月上旬に新人戦があったこともあり、1、2年生は実戦中心、試合のなかった3年生は筋力アップに重点を置いた。そして、今月上旬は立命館大に趣き、実戦中心の合同練習を行った。
「シード校に勝つっていうから、じゃあ、もう大学生とやるしかないだろうみたいな感じで設定した。やって良かった」と松田監督。〝ジャイアントキリング〟なるか、決戦は2週間後だ。