ファイターズ
上原が大谷ルール導入を歓迎「しっかり打てるようにならないと」
来季から日本でも導入、降板後もDHで継続出場可能に
日本ハムの上原健太投手(28)が14日、千葉・鎌ケ谷の2軍施設で自主トレを行った。二刀流に挑戦中の左腕にとって、追い風となり得る新ルールが来季から導入される。13日に開かれたプロ、アマチュア合同の日本野球規則委員会で、日本でも「大谷ルール」が適用されることが決まった。
これまで投手と打者で同時出場するにはDHを解除する必要があったが、先発投手はDH兼任で打席に立つことが可能となり、降板後もDHで継続出場することができる。米大リーグでは今季、大谷翔平(エンゼルス)が投打の二刀流で活躍していることから導入された。
今季野手出場なし…オフは徹底的に振り込み
上原は今季、投手として25試合に登板。防御率3.19の成績を収めたが、野手としての出場機会は得られなかった。打者・上原の能力と評価を高めなければ、新ルール導入のメリットは生かせない。「しっかり打てるようにならないと。DHの打者は基本的にめちゃくちゃ打撃がいい。そこを差し置いてまでDHに入れる投手が本当にいるか、なかなか難しいところ。でも、可能性があるに越したことはない。そういう風に出られるようになれればいい」。自らの立ち位置を冷静に分析し、決意を言葉に込めた。