独立L・士別サムライブレイズ 元日本ハム・中村勝氏が監督兼GM兼投手就任で〝三刀流〟挑戦
今季オリックスの育成から3年ぶりにNPB復帰も戦力外
独立リーグ・北海道フロンティアリーグ(HFL)の士別サムライブレイズは15日、元日本ハムで今季までオリックスでプレーしていた中村勝氏(31)が監督兼GM兼投手に就任することを発表した。2019年まで日本ハムに所属していた右腕が、戦いの舞台を再び北の大地に移す。
ブライアント初代監督はリーグ初代王者に導くも退団
士別市特産の「サフォーク」にちなみ、「3・4・9」の午後3時49分にSNSを通じて発表した。士別は今季、元近鉄のラルフ・ブライアント氏(61)が監督を務め、北海道フロンティアリーグの初代王者に輝いた。
監督、GM、投手と異例の〝三刀流〟挑戦。中村氏は「今回このような形でオファー頂き、とてもワクワクしています。早く北海道、そして士別のファンの皆様に会える事をとても楽しみにしています。是非、球場に応援しに足を運んでもらえたら嬉しいです」とコメントした。
明日もサフォークタイム(午後3時49分)にヘッドコーチ兼GM補佐を発表
菅原球団代表は「北海道日本ハムファイターズでの活躍や、海外での経験を経て、今年NPBに復帰。監督とGM、そして投手としてどんな影響を与えて頂けるかとても楽しみにしております」と国内のみならず、海外でも多くの経験を積んできた右腕に期待を寄せた。
また士別は公式Twitter上で、16日の「サフォークタイム(午後3時49分)」にも、ヘッドコーチ兼GM補佐就任の発表を予告している。
■プロフィール 中村 勝(なかむら・まさる) 1991年12年11日、埼玉・春日部市生まれ。2009年に春日部共栄高から投手としてドラフト1位指名され、日本ハムに入団した。19年まで在籍し、60試合に登板。15勝17敗、防御率4.07の成績を残した。退団後はオーストラリア、メキシコの海外リーグでプレー。今年はオリックスの春季キャンプにテスト生で参加し、育成選手として入団。3年ぶりにNPB復帰を果たし、7月に支配下登録され、3試合に登板して0勝1敗、防御率8.53。シーズンオフに戦力外通告を受けた。185センチ、83キロ。右投げ右打ち。