冬季スポーツ
2022/12/16 23:00

ロコ・ソラーレが2連勝発進 カーリング軽井沢国際選手権

1次リーグD組の初戦でSC軽井沢クを6―3で下したロコ・ソラーレ

SC軽井沢ク、「眼鏡先輩」率いる韓国チームに快勝

 カーリングの軽井沢国際選手権は16日、軽井沢アイスパークで開幕し、女子で北京冬季五輪銀メダルのロコ・ソラーレは1次リーグD組の初戦でSC軽井沢クを6―3、第2戦で同五輪代表の韓国チームを6―3で下し、2連勝で好発進した。

 今大会は男女とも8チームが参加。1次リーグは男子がA、B組、女子がC、D組に分かれ、それぞれ上位2チームが準決勝に進出する。決勝は18日に行われる。

 ロコ・ソラーレは2連勝と順調に滑り出した。この日の2試合目では平昌、北京の両五輪で熱戦を演じ、日本でも「眼鏡先輩」の愛称で知られる金恩貞率いる韓国チームに快勝。スキップの藤沢は「自分たちのパフォーマンスに満足できる」と、はつらつと話した。

不利な先行で3度スチール スキップ藤沢「成長している」

 2―2で迎えた第5エンドで試合の流れを引き寄せた。セカンド鈴木が相手ストーン(石)を二つはじき出すダブルテイクアウトを決め、ハウス(円)内に味方の石だけが四つという好機を演出。3得点のビッグエンドにつなげた。

 この日は序盤から的確なショットをつないで重圧をかけて相手のミスを誘う。不利な先攻で3度のスチールを奪取。藤沢は「相手の攻略もできるようになってきた。成長している」とうなずく。金恩貞は「素晴らしいチーム」とたたえた。

 約3カ月間のカナダ遠征から数日前に帰国したばかり。藤沢は疲労の色も見せず「世界のトップで戦うために必要なこと。試されている」と力強い。五輪銀メダルを獲得した1年を笑顔で締めくくるべく、全力で駆け抜ける。

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