新選手会長の松本剛 求む議論活性化 「遠慮なく言い合って」
来季のチーム強化策に選手ミーティングの実行
初仕事は、風通しの良い環境づくりだ。日本ハムの選手会長に就任した松本剛外野手(29)が17日、札幌市内のHBC本社で行われた日清食品オンライントークショーに出演後、取材に応じた。新選手会長は、来季のチーム強化策として選手ミーティングの実行を掲げ、議論の活発化を強く望んだ。
現有戦力では「チーム力で戦わないと」
名実ともにリーダーだった前選手会長の近藤健介外野手(29)がソフトバンクに移籍した。これが少なからず、影響している。バトンを受け取った松本剛は、現有戦力で結果を残す方法を考えた。「言い方がすごく難しいですけど、(成績が)抜けている選手がいないじゃないですか。そうなったときにどうするのか。チーム力で戦わないと勝てない」と結論づけた。
この記事は有料会員限定です。
登録すると続きをお読みいただけます。
スター揃いのライバルに対抗する手段は結束だ。今季を振り返り「指摘し合うチームにしたい。僕を含めて。野球脳を持っているけど、発揮しない選手が多い」と感じていた。現状打破のため、まずは行動するつもり。「選手だけのミーティングを考えている。弱いので何かを変えないといけない」とプランを明かした。
年齢やキャリアで壁をつくらず、遠慮なく互いの意見をぶつけ合うことが重要。議論を深め、意思疎通を図る。「険悪にならないよう、僕ら選手会役員がいる。うまくできるよう心掛けていく。思ったことは言ってもらえるような環境をつくりたい」。長い下積み、挫折を経験してきた苦労人は全員の思いをくみ取り、チームをまとめていく。
▽選手会の新役員は次の通り
・選手会長 松本剛外野手
・副会長 上沢直之投手、浅間大基外野手
・会計 北山亘基投手
・書記 上川畑大悟内野手