冬季スポーツ
フォルティウスがロコ・ソラーレを下し3位 カーリング軽井沢国際
■カーリング軽井沢国際選手権最終日(18日、長野・軽井沢アイスパーク)
第5エンドから連続得点で逆転「全員が集中して少ないチャンス決められた」
女子は3位決定戦でフォルティウスが北京冬季五輪銀メダルのロコ・ソラーレを7―4で破った。2―4で迎えた第5エンドから4エンド連続得点で逆転した。
女子のフォルティウスは序盤の劣勢をしのぎ、後半に勢いに乗った。3―4で迎えた第6エンドはスキップの吉村がハウス(円)前方のストーン(石)をはじき、玉突きで円心付近の相手の石を押し出す好ショットを決めた。2点スチールにつなげ「全員が集中して少ないチャンスを決められた」とうなずいた。
休部となった富士急から加入したばかりのサードの小谷も安定感のあるプレーを披露。「鍵になるショットが回ってくることも多い。(チームの)強みになるようにしたい」と意気込んだ。
ロコ・ソラーレは3連敗 藤沢「そう簡単には日本で勝たせてもらえない」
ロコ・ソラーレはショットのミスが目立った後半4エンドは無得点に終わり、表彰台を逃した。カナダ遠征から帰国したばかりで疲労も重なり、1次リーグ最終戦から3連敗。スキップの藤沢は「悔しい大会。そう簡単には日本で勝たせてもらえない」と敗戦を受け入れた。
五輪で銀メダルを獲得した今年のチームを表す漢字は濃密の「濃」だという。サードの吉田知は「激動の1年だった。最後は3連敗。これで来年はモチベーションに困ることはない」と苦笑い。次の目標を日本選手権(来年1月28日開幕)での2連覇に定め「負けてチャレンジャーになることができた」と前向きに話した。