コンサドーレ
札幌がJ2東京VのDF馬場晴也を完全移籍で獲得 中島らと同じパリ五輪世代
3バック、ボランチでレギュラー争い激化
北海道コンサドーレ札幌は22日、J2東京ヴェルディからU-21日本代表のDF馬場晴也(21)を完全移籍で獲得したと発表した。
未来を担う期待の若手ディフェンダーが加入する。札幌は12月に入ってから馬場に獲得オファーを出し、完全移籍での契約にこぎつけた。三上大勝代表取締役GM(51)によると、馬場はアグレッシブなプレースタイルで、札幌が標榜(ひょうぼう)する躍動感あふれるサッカーにマッチしているという。加入後は、3バック中央か右CB、ボランチでの起用を想定。MF高嶺朋樹(24)の移籍により手薄となったボランチには、これまで日本代表でもプレー経験のあるDF田中駿汰(25)をコンバートする構想もあり、高いレベルでのレギュラー争いが見込めそうだ。
「札幌の勝利のために全てを懸けて戦う」
馬場はクラブを通じ、「北海道コンサドーレ札幌に関わる全ての皆様、初めまして。東京ヴェルディから移籍してきました馬場晴也です。北海道コンサドーレ札幌の勝利のために全てを懸けて戦います。よろしくお願いします」とコメントし、意気込みを見せた。
パリ五輪を狙う世代別代表常連の馬場だが、クラブとしては同じ五輪世代のFW中島大嘉(20)、2024年シーズンからの加入が内定している福岡大DF岡田大和(21)の3選手を五輪の舞台へ送り出すことを目標にしていくという。札幌の躍進のため、そして自らの夢のために、北の大地で躍動する。
■プロフィール 馬場晴也(ばば・せいや) 2001年10月24日、千葉県生まれ。東京ヴェルディの下部組織を経て、2020年にトップ昇格。J2通算47試合出場無得点。今年6月のU-23アジアカップには札幌の中島とともに代表に選出。9月と11月のU-21日本代表のヨーロッパ遠征メンバーにも選ばれている。181センチ、76キロ。右利き。