伊藤大海 第2の故郷でプロ入り後初イベント 英気を養いさらなる飛躍誓う
苫小牧でクリスマスイベントに参加 ファンと交流
日本ハムの伊藤大海投手(25)が22日、上沢直之投手(28)と共に苫小牧市内で開かれた「クリスマス ディナー&トークショー」に出席。質問コーナーやプレゼント企画を通じて、参加した130人超のファンを沸かせた。
高校、大学時代を過ごした苫小牧は「思い入れがある」第2の故郷と言える場所だ。プロ入り後にイベントで凱旋するのは初めてのこと。地元のファンと過ごす時間は、いつにも増して特別だった。お気に入りのラーメン店を紹介するなどホームならではの話題も展開。温かな空気に触れて十分に英気を養った。
プロ入り後も母校を訪問 原点回帰のパワースポット
プロ入り後も、しばしば母校・駒大苫小牧高に足を運んでいる。「高校のグラウンドに行くと気が引き締まるし、いろいろ思うところがある。僕からすると神社みたいな感じ。お参りです。シーズン中も、うまくいかない時には、ただ行って練習を見ることがある」。青春時代の思い出が詰まった土地は、原点でありパワースポットだ。
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北海道でプロ生活をスタートし、2年連続2桁勝利と順調な滑り出しを見せた。トークショー内では3年目の来季へ向けて「2年連続で10勝9敗と負けが多いので、そこを打破して1勝でも多くチームに貢献したい。(負けは)5敗以内に収めたい」と力強く宣言。エース級の活躍をファンに誓った。
3年目シーズンへ「チームのことも考えてプレー」
飛躍を遂げるためには、倒さなければいけない相手がいる。FAでソフトバンクへ移籍した近藤も、もちろん強敵の一人だ。移籍が決定した翌日には直接連絡を取り「僕も3年目になるので、自分のことだけではなく、チームのこともしっかり考えてプレーできるように頑張ります」と、決意を込めたメッセージを送った。
球界屈指の巧打者に、立ち向かう準備はできている。対左打者の被打率が高かった今季は「(シーズン)途中からスプリットだけではなく、大きいフォークも入れ始めた。それから少しずつ(被打率が)下がってきている。そこをもうちょっと詰めていけたら。打者から見てインパクトのあるボールを投げたい」。落ちる変化球の精度を磨き、投球の幅を広げてみせる。
ホークス移籍の近藤を早くもけん制!?
メンタル面での揺さぶりも忘れない。偉大な先輩との対戦へ向け、伊藤は「多少のボール球は振ってもらっていいですか? と連絡した。じゃないと四球になってしまうので」と不敵に笑う。打ち損じでも構わないー。勝利に飢える右腕は、誰よりも結果を追い求めている。