新庄監督 松本剛へ厳命「盗塁王狙え!」
次なるタイトルは盗塁王だ! 指揮官、さらなる活躍に期待
盗塁王も獲れる! 日本ハムの新庄剛志監督(50)がプロ11年目で首位打者に輝いた松本剛外野手(29)へ、盗塁量産指令を出した。2022年はパ・リーグ3位の21個を記録。思い切りの良さやセンスを高く評価し、遅咲きヒーローのさらなるブレークを願った。
22年シーズンの序盤はハイペースで盗塁を成功させた。7月に左膝を骨折し、長期離脱。8月中旬に復帰したが、痛みを抱えながらプレーしていたため、盗塁数を上積みすることはできなかった。パ・リーグ盗塁ランキングは、1位がロッテの高部瑛斗外野手(25)で44個。2位は周東佑京内野手(26)で22個。3位が松本剛だった。
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足が万全なら、タイトル争いに絡んでいた可能性があった。新庄監督は「足(の故障)がなかったら、たぶん30個…。ダブルスチールもよくするから。30個は超えていたんじゃないかな。高部君まではどうか? 分からない。いっていたかもしれない」と私見を口にした。
「勇気がある」と松本剛の積極性を高く評価
当初は配球を読み、ベンチからピンポイントで盗塁のサインを出していたが、成功体験が自信につながり、グリーンライト(選手の判断で走る)に変わったという。指揮官は「勇気がある」と松本剛の積極性を称賛し「余裕が出てきたら、キャッチャーを見たり、ピッチャーの癖の勉強もね」とアドバイス。努力で才能を開花させた男の伸びしろに、大きな期待を寄せていた。