【新春特別企画】加藤貴×上沢 左右エース対談 チームの雰囲気を和ませる両腕《前編》
まるで漫才! 息ぴったりのトークバトルを展開
日本ハムが誇る左右のエース、加藤貴之投手(30)と上沢直之投手(28)による新春スペシャル対談が実現した。前編ではチームメートたちからの証言をもとに〝お笑いコンビ〟と称される両投手の仲良しぶりを徹底解剖! 漫才さながらのテンポの良い掛け合いを繰り広げてくれました。
-いつも一緒にいる2人。仲良くなったきっかけを教えてください
加藤貴(以下加)「一昨年くらいからかな? 俺がずっと先発をやるようになってからだよね」
上沢(以下上)「加藤さんが中継ぎに入らなくなってから、一緒にいる時間が長くなりましたよね」
加「話す人がだんだん少なくなってきて…ハハハ」
上「やっぱり、楽しい人間といたいので」
-お互いにすごいと思うところはありますか
上「野球でなくても、いいですか?」
加「まじで? じゃあ身長、身長!」
上「え~なんだろう」
加「身長、金持ち…」
上「いやいや、金持ち違う。あんま変わらないやん」
加「髪サラサラ。真ん中分け」
上「真ん中分け、関係ある? 加藤さんのすごいところは、1杯目のビール飲むのがめっちゃ早いっす。あとはみんなに優しい!」
加「(満面の笑みで)そーお?」
上「優しいエピソードは話せないことばかりですけど(笑) チョコを配ったり、後輩にも優しいですよ。顔、めっちゃ怖いけど」
加「顔はね」
上「顔はめっちゃ怖い。新しく入ってきた選手に『顔めっちゃ怖いので、加藤さん絶対に陰険だと思っていました』とか言われていました」
加「そうなんですよ~。でも、違うっていうのは分かると思うから。テレビとかで見てね。気軽に話しかけてほしいですね」
ついにコンビ結成!?伊藤大海も太鼓判の掛け合い
-ここは直してほしいところはありますか
上「特にないっすよ。迷惑になることしていないし」
加「直してほしいところないな~」
上「僕も全然ないな~」
加「(ロッカールームで)裸で歩くのも、日常茶飯事だもんな」
上「裸で歩くのは、全然。裸で歩いているほうが面白いです」
-ここからは後輩たちの証言です。行動を共にすることが多い伊藤大海投手(25)が「2人でコンビ組んでお笑いをやったら結構いいところいくと思う」と話していました
加「お笑いコンビというか、周りが静かな感じなので。もっと後輩の人たちが、年下がワイワイやってくれたら、こっちももっとできるのになと思います」
上「そうっすね」
加「こっちが(野球を)やりやすい雰囲気をつくっているのもある」
上「それに、僕らは僕らで楽しく生きたい。楽しく生活したい」
加「野球だけこうやっていても、面白くないしね」
上「楽しく生活したいっすね。楽しく明るく生活したい」
加藤貴のハイレベルなボケ 巧みに拾う上沢
-加藤貴投手がボケ役、上沢投手がツッコミ役
上「そんなことないっすよ」
加「そんなことないね。(ボケ)6、(ツッコミ)4くらい」
上「割合でいったら。(ボケとツッコミが)変わることもある。6、4」
-吉田輝星投手(21)によると「上沢さんのツッコミが早い」と
上「他の人は加藤さんの(ボケを)拾えないですよ、玉井(大翔)さんくらいしか拾えない。難しいんですよね~。ボケが複雑だし、ボキャブラリーが多いから。みんなが知らない言葉を言うんですけど、知っているのが大体、僕と玉井さん(ドヤ顔)」
加「それは意識している。2人が分かってくれて、2人で笑ってくれたら、たいがい周りも笑うだろうって」
上「面白いこと言うより、小難しい」
加「小難しいね」
上「分からないと難しいと思います。拾えたら面白い」
日々を楽しむ2人 「みんなが笑ってくれればいい」
-後輩たちは口をそろえて「めちゃめちゃ面白い」と言っていました
加「なめられているな(笑)。伊藤(大海)はそういうタイプにさせたいけど、無理だろうな~」
上「テンポが早いですから」
加「でも、大海は笑ってくれるからね。うれしい。それがいい」
上「僕らも僕らで楽しいし」
加「やりがいがあるよね」
上「楽しかったからいいと思ってやっているだけだけど。やっぱり(試合前の)練習が終わって外野で守備をしている時が一番面白いですよね」
加「面白い! 投げない時が一番楽しいよね~」
上「投げていない時が、いっちゃん面白い。投げる日も変わらないですけど」
加「上沢とか試合前も話しかけてくれるし。普段通りで、これでいけるなって思う。話してこないほうが気持ち悪い。1年間、楽しむためにやっている」
上「僕らが面白ければいい。今年も僕らが面白くて、結果みんなが笑ってくれれば良いですよね」
※スペシャル対談の後編は4日に公開予定。おちゃらけムードから一転、ちょっぴり真面目に今季の抱負を語ります。
《後編に続く》