《ハム番24時》拡大版④
吉田輝星のリアクションに「??」
道新スポーツで連載した『大海の部屋』第4回で、伊藤大海投手(25)が吉田輝星投手(21)のことを「古き良き昭和のヤンキーみたい」と紹介した。本人からは「(松本)剛さんや(石川)直さんに『おお、昭和』ってめちゃくちゃイジられるんですけど」とクレームを受けたが、個人的にはその表現がピッタリだと思っている。
2001年とバリバリ平成生まれの吉田だが、なぜだか昭和の匂いがプンプン漂うのだ。記者がそのように感じたエピソードをここで取り上げたい。まずは昨年末、同郷の俳優・柳葉敏郎さんと移動中に遭遇した話を聞いていた時のことだ。
柳葉さんが所属していた男性ユニット「一世風靡セピア」の代表曲「前略、道の上より」の話題になると、すかさず「懐かしい!去年、目覚ましに使っていました」とニンマリ。一瞬、受け流しそうになったが、同曲が発表されたのは昭和59年。世代が違うのでは? と聞いてみると「ユーチューブで見ていたら、あれ柳葉さんじゃない?って。 オヤジに聞いて調べてみたら、めっちゃハマったんですよ」。意外な趣味に驚かされた。
魅力たっぷりの背番号18
情の厚さも併せ持つ。実生活では中学生の弟がいるお兄ちゃん。「年下の子が入ってきた時は吉田さんマジで怖いっすと言われる」と苦笑いするが、面倒見がいい。2学年下の根本悠楓投手(19)も、かわいがっている後輩の一人だという。
「ああいう、ふわふわしている感じの後輩に会ったことがない。鈍感というか。僕の側近には置かない」と言いつつも「でも、かわいいですよね」とデレデレ。「飯行きましょうよ~って言われたら、いいよって言っちゃう。20歳になったら、焼き肉屋でハイボールをおごってあげると言っています」と約束しているそうだ。
「古き良き昭和のヤンキー」に納得 情に厚く優しい姿にも感銘
情に厚くて、誰にでも優しい姿はまさに「古き良き昭和のヤンキー」⁈ 吉田本人は「僕はもう(ヤンキーを)卒業したっすよ。牙、全部抜けましたから!」と宣言していたが、このままでいてほしいと勝手に願っている。