栗山代表監督が栗山天満宮で必勝祈願 WBCへ「本当の恩返しは勝ちきること」
新年の決意を和太鼓に込めて
野球日本代表・侍ジャパンの栗山英樹監督(61)が31日から元旦にかけて、居を構える栗山町の栗山天満宮を参拝した。新型コロナの影響で、年末に天満宮を訪問するのは3年ぶり。年明けの瞬間には新年の決意を右腕に込め、和太鼓を力強く打ち鳴らした。
3月開催のWBCへ向けて「ワールドチャンピオン祈願祭」にも参加。「本当の恩返しは世界一になる、勝ちきること。集大成であるのは間違いない。選手、ファンの皆さんに喜んでもらうために勝たないといけない。全てを懸けてあと3カ月しっかりやっていきます」と必勝を誓った。世界の強敵が一堂に集う国際大会。栗山監督は日本の期待を一身に背負い、戦う覚悟を言葉に乗せた。
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かつて道民を熱狂させたダルビッシュ有、大谷翔平がWBCへ参戦する。本戦では、その一挙手一投足にファンの注目が集まる。「北海道で僕もそういう選手たちに出会い、いろいろな経験をさせてもらった。チームができた時に皆さんが『本当に楽しみだな』と思ってくれる、そこに一番近い形に持っていきたかった。その決断に感謝しかない」と共闘を誓う。我が街のスターたちの豊かな才能を存分に生かし、北海道、日本中に歓喜を呼び込む。
テーマは「尽己」、世界一奪還へ「やり尽くす」
世界一奪還を目指す勝負の1年が始まった。栗山監督は今年のテーマを「尽己」の2文字に定めた。「己を出し尽くす、やり尽くす、準備し尽くす。言葉にしなきゃと考えるのでなく、体が感じている。そんな風に思えるってありがたいよね。選手たちの魂も感じている。本当に良いチームになると信じています」。人事を尽くして天命を待つー。北の名将は最高のチームを作り上げ、世界の頂点を狙う。