上沢 おみくじは「末吉」だけど…争いごとは良し 優勝&15勝Wクリアへ景気付け
札幌証券取引所の大発会で打鐘
日本ハムの上沢直之投手(28)が4日、札幌証券取引所で行われた新年恒例の大発会に出席し、取引開始を告げる鐘を鳴らした。メジャーリーグ挑戦の意思を表明し、臨む特別な2023年。あらためて、チームの優勝と個人15勝のダブル目標を掲げた。
これまでとは違う覚悟を携えている。北広島に建設した新球場「エスコンフィールド北海道」の開業に触れ、北海道経済の発展を願いながらスピーチ。「チームの目標としては優勝できるように。個人の成績としては15勝以上、背番号以上は勝てるように頑張りたい」と決意を込めた。
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「意外と良いこと書いてあった」3月開幕へ弾み
年末年始は札幌市内の自宅で過ごした。北海道神宮へ初詣に出かけ、おみくじを引いた。野球人生の分岐点となる年の運勢は「末吉」で「意外と良いことが書いてあった。争いごとの欄を見るのですが、末吉のわりには前向きな言葉が書いてありました」とひと安心。3月末に開幕するペナントレースへ、弾みがついた。
年明けは、2日からジムに出向いて体をいじめ、3日から室内練習場でキャッチボールを再開した。休養は最小限にとどめ、米国の専門施設「ドライブライン・ベースボール」で学んだトレーニングを実践している。メジャーの扉をこじ開けるためにも、進化は絶対条件。投手陣の柱は静かに、ストイックに準備を進め、キャリア最高のパフォーマンスにつなげる。