西村が鎌ケ谷一番乗り! 勝負の6年目は「〝加藤賞〟を狙います」
生田目とノルマ設定 50登板達成で「好きなもの」
プロ6年目を迎える日本ハム・西村天裕投手(29)が5日、今年初めて開放された千葉・鎌ケ谷のグラウンドに一番乗り。ランニングなどで汗を流し、人さし指を立てる〝執念ポーズ〟ならぬ「NO.1ポーズ」を見せた。
例年以上に気合が入っているのは、ワケがある。今季の目標はキャリア初のシーズン「50試合登板」。ノルマを達成した暁には、ご褒美が待っている。昨年11月に行われた選手会納会で、開幕投手を務める加藤貴之投手(30)とある約束を交わした。
「『50試合以上投げたら何か好きなものを買ってやる』と言っているので、しっかりその期待に応えられるように頑張ります!」。宴会の席で生田目と共にノルマを課され、「生田目は何勝かで、僕は50試合以上登板。〝加藤賞〟を狙いますと書いておいてください」と声を弾ませた。
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「チーム青柳with西村です」阪神のセ・投手3冠右腕と合同自主トレ
いまは「欲しいものはないですけど、そのときになれば何かできているのではないか」とニンマリ。プレゼントゲットへ、8日からは帝京大時代の同期、阪神の青柳と静岡・焼津で合同自主トレを行う。
大学時代からお世話になっているトレーナーも同行し「チーム青柳with西村です」。昨季セ・リーグ投手3冠に輝いた右腕とタッグを組み、「いいピッチャーじゃないですか。何かあれば、自分の引き出しに引っ張り込んできたいなと思います」と学ぶつもりだ。
昨季は18試合の登板にとどまり、防御率は4.98。勝負のシーズンに向けて、発奮材料もあった。昨年12月下旬、20年12月に結婚した夫人と結婚式を挙げた。ドラフト同期の清宮らが参列し「みなさん喜んで、一緒に楽しんでくれた。しっかり恩返しできるようにしたいです」。決意も新に、プロ6年目のシーズンに挑む。