根本 地元白老で初心に返る 2・1紅白戦照準
「初心に戻れる」故郷で自主トレ公開 黙々とスタミナを強化
日本ハムの根本悠楓投手(19)が6日、地元の北海道白老町で自主トレを公開した。少年時代の思い出が詰まった海岸や坂道で走り込み、ダッシュなどスタミナ強化に主眼を置いたメニューをこなした。新庄剛志監督(50)が重視する「2・1紅白戦」に照準を合わせ、体と肩を仕上げていく。
白い息を吐きながら、1人で黙々と体を動かした。練習場所は、実家にほど近い虎杖浜の砂浜や急勾配の坂道で「小さい頃から走ったり、ボールを投げたりしてきたので、ここが一番いいというか、初心に戻れる」と笑みをこぼした。
そばの高台には、寅さんでおなじみの映画「男はつらいよ」のロケ地となった虎杖浜神社がある。練習の合間に手を合わせ「1年間、1軍で投げられるように」と祈願した。
この記事は有料会員限定です。
登録すると続きをお読みいただけます。
23年の目標は先発ローテーション定着
2022年は13試合に登板し、目標として掲げた3勝(3敗)をぴったりクリアした。23年は先発ローテーション定着を自らに課している。3月に20歳となる3年目左腕は「結果的に7、8勝くらい、できればいいかな」と謙虚に言葉をつないだ。
年末年始は親戚が集まる祖母の家を訪れ、タラバガニ、ツブ、イクラなど地元の海産物を堪能。つかの間の休息を楽しみ、英気を養った。
春季キャンプ初日の初実戦に向け「投げるつもりで準備」
すでにキャッチボールを行っており、10日ごろに鎌ケ谷の2軍施設でブルペン投球を開始する見通し。今年は沖縄春季キャンプ初日の2月1日に紅白戦が組まれている。まだ、実戦登板の予定は決まっていないが「投げるつもりで準備はしていきます」とキッパリ。成長著しい若手のホープは、静かに闘志を燃やしていた。