ファイターズ
2023/01/11 19:00

連載「俺のバイブル!」①万波中正外野手「HUNTER×HUNTER」

万波は推しキャラのネテロが表紙のコミックスとヒソカのフィギュアを手にHUNTER×HUNTERの魅力を熱く語る

「人生で初めてハマった」冒険活劇 「感受性が豊かになった」

 ファイターズと漫画を愛する人に送る連載企画「俺のバイブル!」がスタート。選手が〝激推し作品〟を厳選し、熱く魅力を紹介していく。マニアック過ぎたら、ごめんなさい。 第1回は万波中正外野手(22)が「HUNTER×HUNTER」をセレクト。念能力を駆使したバトルを中心に、主人公・ゴンの成長などを描く名作へのあふれる思いを語った。(一部ネタバレを含みます)

◇HUNTER×HUNTERとの出会い

 「1998年に連載がスタートしているので、その時は生まれていないです。最初はアニメでグリードアイランド編を見て、面白くて漫画を買いました。小学4、5年生くらい。お年玉とかでコツコツ単行本を集めていた記憶があります。人生で初めてハマった漫画です」

◇HUNTER×HUNTERの魅力

 「王道少年漫画の熱いバトルシーンがあり、一人一人に細かく能力の設定とか背景がある。文字が多くて、読むのが大変っていう意見もあると思うんですけど、細部まで作り込んでいる感じがすごい魅力的で好きです」

◇好きなキャラクターは

 「ネテロと、幻影旅団もなんだかんだ人間味ある人が多くて、かつ剣士が好きっていうのもあってノブナガ。あとキルアは能力も含めて好きです。雷系が好き。ネテロ、ノブナガ、キルアって感じの順番ですかね。いやネテロ、キルア、ノブナガかなー、ちょっと甲乙つけがたい。能力でいったら(ネテロの)百式観音か、フェイタンの許されざる者(ペインパッカー)かのどっちかです」

◇好きなエピソード、シーンは

 「一番好きなキャラもネテロですけど、 やっぱり一番好きなシーンもネテロ会長の若い頃を振り返る回で、1日1万回、(本塁打後のパフォーマンスにも取り入れている)感謝の正拳突きをするところ。すごい、子どもながらにかっけーなーって思って、そこからずーっと好きです。他にもいっぱいありますけどね。何編が好きかは難しい。 グリードアイランドが一番かなー。作り込みがすごい。クラピカの能力も出てきて、旅団もちゃんと登場して、ゴンとキルアがある程度、自分の念の必殺技の方向性が定まって、一気に成長した。キメラアント編は全体的に見ていてつらい。だからこそ良いんですけど。ネテロとメルエムの戦闘シーンは、HUNTER×HUNTERの戦闘シーン史上一番好きですね」

◇もし水見式をやったら、何系になるか

 「 うわー。ヒソカのあれ(オーラ別性格分析)によると、意外に強化系(単純で一途)ではないと思うんだよなー。やっぱり一読者としては特質系(個人主義者、カリスマ性有り)を出したいですけど、放出系かなー、短気で大ざっぱ。多分レオリオっぽさがあると思うので。放出系ですね。特質系であってほしかったですけど。でもほしい能力は、自分が放出系だと仮定すると成り立たない。無視したら、雷か、ど強化系みたいな感じ。全部ワンパンでちりになっちゃうような。強い制約をかけてでも、最強強化系みたいな感じにしたい」

◇HUNTER×HUNTERから受けた影響

 「だいぶ漫画脳になった。HUNTER×HUNTERがきっかけで、ジャンプの世界にどんどんのめり込んだ。そこから、それ以外の漫画をすごい読んだし、常に少年漫画みたいな熱い展開を何事にも欲している自分がいる。私生活もそういうのがないかなーと思いながら生活しています。いろんなことを楽しめるようになって、考え方に色がついたような、そんなイメージですね。HUNTER×HUNTERは僕にとって漫画の入り口。一番好きだし、最初に読んだ漫画だし、最初に好きになった漫画。HUNTER×HUNTERを読んで、他の漫画も読んだりする中で、すごい感受性が豊かになったなと思います。漫画読みながらガンガン泣いたりするタイプなので、そういうきっかけをくれた大事な作品です」

関連記事一覧を見る

あわせて読みたい