新庄監督 鬼キャンプを予告! 2月中にレギュラー固定へ
スタッフ会議に参加 指揮2年目シーズンへ「勝つために鬼になる」
日本ハムの新庄剛志監督(50)が9日、千葉・鎌ケ谷の球団施設で行われたスタッフ会議に参加。今年初めて公の場に姿を現した。最下位から日本一奪取を目指す今季、指揮官は〝鬼キャンプ〟の実施を予告した。昨年の春季キャンプは1軍と2軍を行き来したが、今年は「ずっと名護で。1軍と2軍。もうはっきり」。初日から実戦を取り入れ、2月中にレギュラーメンバーを固定する考えを明かした。
キャンプインの2月1日から、レギュラーの座をかけた熾烈(しれつ)な争いが繰り広げられる。BIGBOSS改め、新庄監督は「もうただ一つ、勝つために鬼になるっていうことです」と宣言。就任2年目のキャンプは、昨年からガラリと変わる。
BIG(1軍)組、BOSS組(2軍)の呼称は廃止
昨年のキャンプ初日は2軍・国頭からスタートしたが、今年は「もうもうもう、ずっと名護。見たい選手は名護に呼びます」。初日から紅白戦を行い「素晴らしい動きをしてない選手は2軍に落とします」とキッパリ。「どんなに名前があろうが、なかろうが、入れ替えははっきりさせたい。それがプロですから」と厳しく言い放った。
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実戦漬けでレギュラーメンバーを見極める
「実戦でとにかくアピールしてくれ」と過程より結果を重視。1日、5日と第1クールから紅白戦を実施し「すべてのピッチャーを投げさせて、14~15回(イニング)やれたら良い。バッターもね、6~7打席立たせて」と構想を練る。結果はもちろん、マウンド、打席での雰囲気もチェックポイントだ。
1年間レギュラーを固定
支配下の日本人全選手を使った昨季から一転、今年は「1年間入れ替えないかなというぐらいのメンバーをつくっていきたい」。2月中の実戦はオープン戦を含めて計12試合。昨季行われたトライアウトの合格者7人に加え、春季キャンプ終了までにレギュラーメンバーを絞り込む。
コーチとの連携を強化 「好き勝手しません」
就任1年目の昨季は斬新な戦術、選手起用をしてきたが「去年、好き勝手やらせてもらって、コーチの力っていうのがものすごく大事と分かった」。コーチ陣と話し合いの機会を増やし、「本当にコーチの意見をしっかり聞いて、責任は全部僕が取ります」。昨年の春季キャンプ中に招聘(しょうへい)した臨時コーチについても、今年は「ないですね。その時間もない」と明かした。
新球場にテンション上昇 「心の底から優勝してみたい」
野球を始めた頃から「優勝したいと心の底から思ったことがない」という新庄監督だが、心境の変化もあった。今年3月には新球場「エスコンフィールド北海道」が開業する。「そのために監督に選ばれたと思っているので、心の底から優勝してみたい、優勝してやるぞって気持ちでオフは過ごしていた」。
昨年に続きキャンプイン前日の1月31日には、指揮官が主催する花火大会を行うことを示唆した。ど派手な花火ショーを号砲に、熱きサバイバルが幕を開ける。