■スタッフ会議（９日、千葉・鎌ケ谷）

　―年末年始はどのように過ごした
　「ゆっくりして、バリに僕が一緒に１４年過ごしていたワンちゃんがいて。僕がトライアウトに来る前に亡くなってしまったんですよ。手を合わせることができなかったので、それがずーっと引っかかっていた。バリに行きたかったんだけど、コロナで行けずに、それが引っかかっていて。３日間使って手を合わせに行って、めちゃくちゃスッキリしました。もう、僕の宝物だったので」

　―すっきりして迎えた２０２３年シーズン
　「もう一日中、どうやって勝つか、どうやって優勝するかをずーっと考えていますね」

　―答えは見つかったか
　「全員が勝つっていう意識を持つことと、エスコンフィールドから優勝を目指す準備段階で、９０％から９５％は選手の能力とか性格とかの見極めができた。あとはコーチの力が必要になってくるから。いろいろトラブルとか言い合いとかはすごいすると思うんですけど、しっかりコミュニケーションを取りながら勝つことを目指していこうとコーチの方々に伝えていきたい」

　―キャンプインからサバイバル。準備が大事になる
　「準備してこないとダメだというか、気持ちの確かめをしたかったですね。宇佐見君、見ました？　最初「おめでとうございました」って言われて…お、何キロ痩せた？って。１２，３キロ痩せていて。彼はやってくれると思います。ちょうど伏見君も入ってきて。宇佐見君と伏見君が、あとは他の成長した捕手との争いというのがめちゃめちゃ楽しい。まあ、どっちかに固定していきたい。8個のポジションは１人で１年間、通したいので。楽しみですね」

「結果を残した選手がグラウンドに立てる」

　―９日から新人合同自主トレがスタート。新人選手に期待すること
　「１年目だろうが８年目だろうが、活躍した、結果を残した選手がグラウンドに立てるので。ただ、高校生のピッチャーだけは、ちょっとダメって言われたんで。期待していた（ドラフト４位の）安西君はダメでしたね」　

　―投打二刀流・ドラフト１位の矢沢は
　「さっきも話し合いをして。ピッチャー、野手、どっちも可能性があるので。まあ、決めないでおこうと。両方の練習をさせて、いいものを伸ばしていこうと話し合いで決まった。（春季）キャンプ入って一緒に生活をして、話しながら決めていきたいなと思います。大谷君とはちょっとタイプが違うので。大谷君もその年によってやっぱり練習方法が変わったらしいんですよね。だから矢沢君の場合は、矢沢君の形で練習方法を見つけて。いいものを出すのが僕たちの役目なので。それはコーチの役目でもあるし。失敗したら僕たちの責任だし」

ドラ１矢沢に　「楽しみな一人。でも結果が出ていなかったら２軍に行ってもらう」

　―期待すること
　「僕としては、野手のほうで。足が魅力なんでね。まだピッチングの方を見てないから。楽しみな一人であるのは間違いないですね。でも、誰がどうとかではなくて、全体を見て、いい選手がメンバーに入る。もし矢沢君を見て、結果が出ていなかったら２軍の方に行ってもらうし」

　―今後も新人合同自主トレを視察するか
　「僕はキャンプから。必ずアピールしないといけないんで、みんなガッといって。けがした選手はそれまでの選手なので、それは自分が頭を使って、抜く時は抜く。それもプロ野球選手の一つのテクニックなんで。けがしたらおしまいということで」