札幌ルーキーFW大森真吾 キャンプ初日に意気込み「ミシャの信頼を得る」
■コンサドーレ沖縄キャンプ(11日、金武町陸上競技場)
期待の大卒ルーキーが、プロ選手としての第一歩を踏み出した。順天堂大から新加入したFW大森真吾(21)が、プロ初のキャンプ初日を終えた。激しいポジション争いを勝ち抜いて開幕スタメンの座を奪取するため、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督(65)へ実力をアピールしていく。
「まあまあきつかったけど、ようやく始まったかという感じで楽しかったです」。午前午後合計3時間超の2部練習を振り返った。プロ初練習となったこの日、5対5のパス練習など全メニューを順調に消化した。
ルーキーではあるが、昨シーズンも練習生として札幌の練習に参加しており、大半のチームメートとのコミュニケーションは問題なし。「もう少し時間がかかるかもしれないけれど、だんだんとなじんでいきたい」と語るが、この日の練習中にもGK菅野孝憲(38)やMF荒野拓馬(29)にちょっかいを出されるなど、チームへの順応も早そうだ。
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1トップの座を金健煕、トゥチッチ、中島らと争う
昨シーズン1トップで起用することが多かったFW興梠慎三(36)やMFガブリエル・シャビエル(29)がこのオフに退団。空席となっているそのポジションを、FW金健煕(27)やFWミラン・トゥチッチ(26)、FW中島大嘉(20)などが狙うが、大森も得意とするポストプレーや戦術理解度の高さを武器に、激しい争いに食い込もうとしている。「スタメンで出ることが一番の目標ですし、さらに得点をとって結果を残していきたい」と、1枠しかないポジションの獲得に向け、先輩相手でも一歩も引かない構えだ。
沖縄キャンプの目標を「ミシャ監督からの信頼を得ることに限る」と語る大森。その言葉どおり長期間のキャンプで指揮官にアピールを続け、開幕戦のピッチで背番号23の姿を披露する。
■プロフィール 大森真吾(おおもり・しんご) 2001年2月9日、福岡県生まれ。東福岡高から順天堂大に進み、昨年9月に今シーズンからの札幌加入が発表された。19年にはU-18日本代表に選出。181センチ、77キロ。利き足は右。ポジションはFW。背番号23。