まずは野手メニュー中心で打力に磨き

　日本ハムのドラフト１位・矢沢宏太投手兼外野手（２２）＝日体大＝が１１日、千葉・鎌ケ谷で開催中の新人合同自主トレ第１クール最終日に臨んだ。充実の汗を流すと「質の高い練習ができている。一つ一つのメニューを丁寧に教えてくださるので、とてもいい時間が過ごせている」と、爽やかな笑みを浮かべた。

　投打二刀流を引っさげて飛び込んだプロの世界。まずは１つの刀を研ぎ澄ましている。第１クールは野手メニューが中心で、投手と野手が別れる練習ではティー打撃に取り組むなど、打力に磨きを掛けた。報道陣から投打を両立させる難しさを問われると「こういうスタイルでしか野球をやったことがないので、特に何も感じていないです」ときっぱり。築き上げた信念を崩さず前に進み続けている。

キャンプインに向けて「いつでも強度を上げられる準備してきた」

　見据える先は２月１日のキャンプインだ。「いつでも強度を上げられるように準備はしてきたつもり。とにかく怪我をしないようにケアをして、いいコンディションで第２クールに入りたい。この１カ月を充実したものにしたいと思います」。はやる気持ちを抑えながら、徐々に出力を上げていく。