田中学園立命館慶祥小の児童とともに職業体験にも参加　

　元日本ハム選手で、田中学園立命館慶祥小学校の理事長を務める田中賢介氏（４１）が１４日、札幌市豊平区のコーチャンフォーミュンヘン大橋店で自身の著書「田中賢介はなぜ小学校をつくったのか」の発刊を記念したサイン会を実施した。同小児童とともに職業体験イベントにも参加し、レジ業務などにチャレンジ。著書購入者やファンらと交流を深めた。

　児童を見守る目は教育者そのものだった。４年生児童２４人とともにエプロン姿になって店員さんを体験。「子どもたちは少し緊張してましたね。またそこが、かわいかった」とほほ笑んだ。

異例の挑戦に手応え　「周りに支えられながら、ここまで来た」

　元プロ野球選手が小学校をつくる―。超異例の挑戦は形になった。１９年に現役を引退。その後、準備を進め、昨年４月に開校した。

　「優秀な先生たちがたくさんいる。周りに支えられながら、ここまで順調に来た。想像よりも良い学校になった。何事にも挑戦する子どもたちになってもらいたい。先生たちにも『ナイストライ』を合い言葉に取り組んでもらっている。そういう文化が根付いてきた。（子どもたちは）１年たって何でもやるようになった」と目を細めた。

日本ハムのＶ奪還に期待　エース上沢にも愛のあるゲキ

　新庄監督が２年目の指揮を執る日本ハムにも大きな期待を寄せた。「新球場で、選手のテンションは自然と上がる。アドレナリンも出る。力以上のものが出る」と言い切った。早ければ、今オフにも米大リーグに挑戦する上沢には「圧倒的な成績を残し、チームを優勝させて、良い形で（大リーグに）行ってもらいたい」とハッパをかけた。