【田中正義 一問一答】心機一転「勝利したな、という1年にします」
日本ハムは「新庄監督ということもあって読めないチーム」
―日本ハムに移籍。今の心境は
「6年間苦しんだ自分を高く評価していただいて、本当に光栄だと思っていますし、うれしく思っています。この気持ちでしっかり投げられるように、頑張りたい」
―日本ハムのイメージは
「あまり僕自身が1軍でたくさん投げていないので、バッターに対するイメージというのはそんなに強く持っていないんですけど、新庄監督ということもあって、読めないチームだなと」
―心機一転という意味でどんな年にしたい
「今年こそはという強い気持ちもありますし、順調にトレーニングも積めているので、良い1年にしたい」
―連絡を取っている日本ハムの選手は
「同級生に池田がいるので、電話して、こういう流れになっていくんじゃないか、みたいなアドバイスをもらった。今後もいろいろ聞いていきたい」
ソフトバンク戦へ意欲「ペイペイドームで投げるときはしっかり抑えられるように」
―ソフトバンクの藤本監督が寂しいけど、やっつけると
「ホークスには感謝しかないですけど、ペイペイドームで投げるときにはしっかり抑えられるように頑張ります」
―今年1年を一言で表すなら
「勝利したな、という1年にします」
―自主トレではどこを重点的に強化している
「体づくりとコントロールと、あとはしっかり変化球を。決め球になるようなボール、というイメージでやってます」
―古巣で対戦したい打者は
「たくさん良いバッターがいるので、それを抑えるのはすごく難しいことではあると思うんですけど、しっかり自分の力を発揮してやっつけたいと思います」
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新庄監督は「若いというか、エネルギッシュな方」
―94年生まれの同世代への思い
「活躍してる選手が多い世代なので、その選手たちと肩を並べられるように、ここからどんどん追いついていきたい」
―新庄監督の第一印象は
「若いというか、エネルギッシュな方だなと思います」
―聞いてみたいことは
「まずは僕のプレーを見てもらって、アピールしたい」
―具体的にどうアピールするか
「試合でどんどん投げて、僕は抑えられるんだというのを示していきたい」
ケガに泣いた日々「どう乗り越えるかが僕の課題」
―日本ハムは新球場になる
「新球場で初年度にプレーさせてもらえるというのは本当に光栄なことですし、そこでたくさん良いピッチングをしてファンの方に見てもらえたら」
―6年苦しんだ理由をどう捉えているか
「一番はケガ。していないシーズンの方が少ない。そこをどう乗り越えるかが僕の課題」
―このオフに気をつけたことは
「身体的なところを挙げると、かなりいろいろある。野球を楽しんでやるのが僕にとってすごく重要なこと。今年はそれを意識したい」
―1位指名されたチームにもう1度声を掛けてもらえた
「評価をしてもらえることは本当にありがたい。感謝しています。それに応えられるように。それがホークスへの恩返しにもなる。自分が元気に投げている姿を福岡のファンにも見てもらいたい」
大台の160キロ挑戦「自然と底まで到達できるように」
―田中の名字は多い。北海道ではどう呼んでもらいたい
「希望はないので呼びやすいように。選手間や現場では下の名前で呼んでもらうことが多いですね」
―生活拠点は
「とりあえず寮(鎌ケ谷)に入れてもらって流れを見ながらという形を取りたい」
―160キロを目指すという話もあった。球速は追い求めるか
「自然とそこまで到達できるように。何が何でも160キロと思って練習はしていないけど、結果的に出たら良いなと思います」
古巣から激励メッセージ「自分を信じて頑張れ」
―ホークスの関係者から激励は
「いろんな人に連絡をして、温かいメッセージをたくさんいただいた。個人名を出すのは…。『自分を信じて頑張れ』というようなメッセージをいただいて、本当にその通りだなと。自分を信じて今年は突き進んでいきたい」
―試合以外で北海道へ来たことは
「ないです。自然が好きなのでうれしいですね。海鮮も好きなので。福岡もおいしいけど。僕には合っているのかな」
―オフ、どのように自然と触れ合ってきたか
「福岡だったら、家の近所の公園に行く。佐賀の山へもいきます。山登りまではいかないけど、そこでゆっくりする。歩いたり本を読んだり」