令和のプロ野球選手にとって、ネット上の声とどう向き合うかは難問だ。批判を目にして落ち込み、プレーに影響が出る選手もいる。その点、ドラ１矢沢は全く心配なさそうだ。

「打てなくてボロクソ書かれているのを見てみたい（笑）。素直に意見を言ってくれるので、面白いなって。勉強するところはして、捨てるところは捨ててというのが大事なのかなと思います」

　二刀流挑戦には批判がつきまとう。今やメジャーで大活躍する大谷にも、プロ入り当初は「投手だけに専念した方がいい」など、さまざまな意見が飛び交った。同じく投打両方をこなすルーキーは「周りの意見に流されることなく、チームの方針に従っていきたい」とぶれない姿勢を強調した。心の強さを持った２２歳に、期待は膨らむばかりだ。