レバンガ 昨季王者・宇都宮に完敗 リバウンド争いに大きな差
■Bリーグ1部第18節 (札幌・北海きたえーる) レバンガ北海道70―85宇都宮ブレックス
6連敗、新年勝利なし
昨季の王者相手に勝機を見いだすことはできず泥沼の6連敗。ゲーム開始から低調な試合展開で、リードしたのは第1クオーター(Q)序盤までで、終始追いかける苦しい展開となった。1月に特別指定で加入した道産子PG・島谷怜(22、東海大)は出場なし。本拠地デビューは21日のホーム、横浜ビー・コルセアーズ戦以降に持ち越しとなった。
決定的な戦力差
新年初白星が遠い。ゴール下のペイントエリアでの失点が宇都宮の倍となる40失点。この日から一部声出しが解禁となり、久しぶりにナマの声援を背に勝利を目指したが、またも場内からはため息が漏れた。佐古賢一HC(52)は、会見席でしばらく沈黙。重い口を開くと「準備していたプレーを遂行する前にミスが出たり、特に前半はチームとしての機能が果たせなかった。もっとリバウンドの意識を高めていかないといけない」と注文をつけた。
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戦力不足は否めない。昨年11月に右足首捻挫で離脱していたSGドワイト・ラモス(24)が全体練習に復帰したものの、13日のオールスターゲームのアジアライジングゲームを辞退したため規定によりこの試合は出場停止。さらにSG/SF高橋耕陽(28)がコンディション不良。PG橋本竜馬主将(34)も球宴出場の疲労からか16日の練習は一部別メニューで、この日も4得点と動きに精彩を欠いた。
現在リーグ下位から4番目
リーグ戦は前半戦を終了し、7勝23敗と大きく負け越し。今季は降格制度が復活し、B1・24チーム中、下位の2チームがB2へ自動降格する。現在レバンガは、下から4番目。降格圏の2チームとは3勝のリードがあるが、このまま連敗が続けば、残留争いに巻き込まれかねない状態だ。この後もホームゲームが4戦続く。橋本主将は「自分自身は、われわれのバスケットが構築できないまま進んでいくのは、かなり危険な状態。僕たちは選手ですので、コートで結果を出さないといけない。そこを一つでも早く勝てるようにやっていく」。苦しい現状を打破し、上昇気流のきっかけをつかみたい。