斎藤友が150キロでミット破壊 愛称は「シャウ」を熱望
鎌ケ谷でブルペン入り 二刀流の上原も驚き「化け物です」
昨年10月に阪神からトレードで加入した日本ハムの斎藤友貴哉投手(28)が19日、千葉・鎌ケ谷の球団施設でブルペン入り。スピードガンで150キロをマークし、ブルペン捕手のミットを破壊した。今季の守護神候補が圧巻の仕上がりを披露し、周囲から「化け物」と驚きの声が上がった。
ほんわかした雰囲気とは対照的に、斎藤友がえげつない剛速球を次々と投げ込んでいった。捕手を座らせて約40球を投じ、この時期では異例の「150キロ」を計測。スピードガンを構えていたチームメートの上原が「化け物です。この時期にあんな球初めて見た」と驚けば、ボールを受けた薄(うすき)ブルペン捕手も「初めてミットのひもが切れました」と目を丸くした。
さらなるレベルアップに自信 照準は「2・1」の紅白戦
鎌ケ谷のブルペンを騒然とさせたが、当の本人は「今の時期、150(キロ)出ているかどうか分からないですけど…」と半信半疑の様子。現在の状態について「寒さとかも含めて…60(%)くらいにしておきましょうか。まだ伸びしろがあるということで」と、さらなるレベルアップを予告した。
今オフは古巣・阪神の岩崎と静岡で合同自主トレを敢行。2月1日のキャンプイン初日に行われる紅白戦に照準を合わせて調整を続けており「例年とは違うパフォーマンスを出せるような感じではあるのかなと思います」と自信をのぞかせる。
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新庄監督も大きな期待「163、4キロいけそう」
昨秋のフェニックスリーグでは球場表示で161キロをマークしたが「参考記録程度です」。昨年11月の侍ジャパンとの強化試合で記録した159キロが最速だいう。新庄剛志監督(50)から「163、4キロくらいいけそう」と大きな期待を寄せられており、自身も「球速はあまり意識しないけど、出たら強い武器。相手的にもインパクトはあると思うので、追い求めずに追い求めるみたいな感じです」と思いを秘めている。
インスタのアイコンをシャウエッセンに変更
加入1年目のシーズン。ファンに覚えてもらうため、自社のロングセラー商品で〝キャラ確立〟を目指す。「家族がいるのでソーセージはシャウエッセンをよく買います」。日本ハム移籍後、インスタグラムのアイコンを主力製品のソーセージ「シャウエッセン」に変更した。
早速、阪神時代の同僚やチームメートの北浦から反響があり「結構、『シャウ』、『シャウ』言われています」とニッコリ。新愛称の候補として「ありっすね! 日本ハムの商品なので自分が背負っていいか分からないですけど。浸透していけばいいかな」と定着を願った。
守護神候補も 「求められたところで力を出す」
クローザー候補に名が挙がるが「(希望の)ポジションは公言せず、求められたところで力を出せればいい。どんなポジションでも、相手を圧倒していければと思います」。「シャウエッセン」といえば、パリッとジューシーな人気商品。「シャウ」こと斎藤友も、速球を武器に日本ハムの主力選手へ駆け上がる。