ファイターズ
2023/01/24 18:55

上原 東浜フォークに手応え「新しい変化球を投げている感じ」

早くもブルペン入りした上原。捕手を座らせ、74球を投じた(撮影・宮西雄太郎)

キャンプ地の名護で先乗り合同自主トレ ブルペン一番乗り

 日本ハムの上原健太投手(28)が24日、沖縄・名護で始まった先乗り合同自主トレに参加。ブルペン一番乗りを果たし、捕手を座らせて74球を投げ込んだ。直球を主体にスライダーやフォークなど全球種を披露。春季キャンプ初日に行われる紅白戦へ向けて、万全の仕上がりを見せた。プロ8年目を迎えた大型左腕は早くも実戦モードに突入している。

 今季初登板を目指し、ハイペースで調整を進めている。「2月1日に合わせて、できるだけブルペンに入っておきたい。きのうは長い移動だったので体がバキバキだけど、そんな中でもあえて入った。コンディションが万全とは言えない中で、どういうピッチングができるか考えて球数を放った」。50球以上を投じるのは、例年ならばキャンプイン後のこと。並々ならぬ決意を白球に込め、力強く腕を振り続けた。

思い切って持ち球を改良 「腹をくくって大胆にいくしかない」

 進化したボールを携えて、タピックスタジアムのマウンドへ上がる。昨季3勝を挙げた左腕はこのオフ、さらなる飛躍を目指して持ち球に手を加えた。直球、スライダー、フォークの3球種は「握りとリリースの仕方を全部変えた。現状を大きく変えるには、腹をくくって大胆にいくしかない。感覚としては全く違うもの、新しい変化球を投げている感じ」と思い切りよく決断を下した。

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