新加入選手が「感覚」を共有することが大事《平川弘のCool Eye》
練習試合で戦術の確認、アップデート中
シーズンを通して戦えるベースづくりを沖縄キャンプで積み上げている札幌。フィジカルトレーニングを主に行う1次キャンプは選手の疲労も溜まることだろう。
Jクラブとの練習試合も行われ、戦術の確認、アップデートがされている。通常、チームをつくり上げるには個人戦術、グループ戦術、チーム戦術の順で戦術を落とし込んでいく。新加入選手にとって現在は、個人、グループ戦術を学んでいるといったところだろうか。2人、3人と選手が連動して動き、考えて走ることが不可欠なミシャサッカー。他の選手との「感覚」を共有することはとても大事である。
この記事は有料会員限定です。
登録すると続きをお読みいただけます。
疲労した中でもアピールはしなければならない
基礎体力の向上、戦術の確認、徹底がテーマである中での練習試合は選手にとって微妙なものでもある。フィジカルトレーニングで疲労困憊な状況で自分を監督にアピールしなければならない。その中で何ができるのかが問われるのだ。とくに新加入の選手は頑張らないと。この時期、ゲームの勝ち負けはあまり意味を持たないが、負けてばかりだとやはり雰囲気は悪くなる。ゲームの中で自分のアピール、戦術の確認ができていれば、それでOKと割り切ることも必要だ。
アピールという観点では、今季のDF福森はチーム内での序列が下がっているようなので、本人も必死だろう。沖縄から結果を示していくしかない。まだまだ老け込む年齢ではない。