１０年に１度レベルと言われる強烈な寒波の影響は、南国・沖縄にも及んでいる。２４日の名護は１８時現在で気温１０度。日中に屋外ブルペンで練習を行った投手陣は「寒い、寒い」と口を揃えていた。

　先乗り合同自主トレは予想外の環境でスタートした。にもかかわらず、同県出身の上原は寒さを楽しんでいるように見えた。理由を尋ねると「たぶん沖縄の人は今ごろ、雪が降るんじゃないかと話をしている。何年か前にも一瞬だけ雪が降った。今年も期待して、楽しみにしているんじゃないかな」と県民の思いを代弁し笑顔を浮かべた。

　調べてみると２０１６年１月２４日に名護で雪が観測されている。沖縄本島では観測史上初めての出来事だったそうだ。７年前は日本ハムが日本一に輝いたシーズン。時を超えて同じ日に訪れた大寒波は、もしかして吉兆…。強引にこじつけたがるのは記者の悪い癖か。