ファイターズ
栗山監督退任へ 就任10年目今季限り
日本ハムの栗山英樹監督(60)が今季限りで退任することが、6日までに分かった。就任10年目の今季は現時点でパ・リーグ最下位と低迷。5年連続のV逸が目前で、3年連続のBクラスも濃厚になっている。栗山監督は現場を預かる立場として強い責任を感じており、ユニホームを脱ぐ意向を固めたもようだ。
この日の試合前、自身の去就について報道陣に問われ「何も考えていないと言うのはうそだし、時機が来たらしゃべる。しっかり整理して、しっかり決めて、話をする」と胸の内を明かした。
2012年に就任し、16年の日本一を含むリーグ優勝2回、Aクラス5回。大谷(エンゼルス)の投打二刀流を実現させるなど、前例にとらわれない革新的な起用法や戦術を駆使した。日本ハムに限らず、野球界全体の発展に尽力した。
球団は長期にわたる手腕、功績を高く評価。最大限の敬意を表し、去就については栗山監督の意思を尊重すると見られる。後任選びは今後、本格化する。23年の新球場開業を控え、陣容を一新して立て直しを図ることになりそうだ。