達 今季初実戦で3者連続3球三振狙う「普通に抑えても監督の目にはとまらない」
照準は「2・5」紅白戦 目指すは打者を圧倒するピッチング
衝撃の進化を見せる! 日本ハムの達孝太投手(18)が25日、千葉・鎌ケ谷の球団施設で自主トレを行い、今季初実戦での目標を「直球のみ、3者連続3球三振」に設定した。2月5日の紅白戦で最初の登板が見込まれる2年目右腕。春季キャンプは2軍スタートとなったが、生まれ変わった姿で首脳陣を驚かせる。
ただの好投では物足りない。沖縄・名護での今季初登板。逆転で開幕1軍を勝ち取るには、評価を急上昇させる強烈なインパクトが必要だと考えている。「普通に投げて、普通に抑えても(新庄)監督の目にはとまらないと思う。全部真っすぐでもいいかな。そのぐらいの気持ち。ストレートだけで、9球で終われるイメージで入れたらいいなと思います」と圧倒的な快投を誓った。
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26日にはシート打撃に登板予定 実戦感覚を取り戻す
プロ入り後初めてのオフ。体をいじめ抜き、確かな手応えを感じている。「真っすぐを一番見てほしい。去年よりはるかにボールが良くなっていると思う。(打者の)手が出ないような、そういうものを見せられたら」。26日には鎌ケ谷でシート打撃形式の練習に登板予定。打者に投げる感覚を呼び覚まし、万全の状態でキャンプインするつもりだ。
不惑の大砲を偲ぶ 「プロ野球人としても、高校の先輩としても偉大な方」
大先輩の訃報には胸を痛めた。同じ奈良・天理高出身の門田博光さんが74歳で急逝。「プロ野球人としても、高校の先輩としても、とても偉大な方だった。びっくりという言葉しか出てこない。残念です」と悼んだ。直接の面識はないが、母校では伝説的な存在だ。「高校の時から、野球に打ち込む姿が誰よりもすごかったと聞いていた。そういう人がプロ野球界でも活躍できる人なんだなと思って、自分は今も練習している」と、野球への向き合い方の手本にしてきた。「天理高校からプロ野球の世界に入ってきた人は活躍している人が多い。その流れを途切れさせないように頑張りたい」。偉大な先人の魂を受け継ぎ、歴史に残る名プレーヤーを目指していく。
新球場元年の目標は開幕1軍 先発ローテ入りも見据える
ドラフト1位で入団した昨季は体づくりに重きを置き、1軍での登板は1試合のみだった。長期的な視野でトレーニングを続けつつ、今季は結果も求めにいく。「しっかりアピールして、開幕から1軍にいられるように頑張りたい」。まだ18歳で、伸びしろは無限大。2月に急成長を証明できれば、一気に開幕ローテの有力候補だ。