ファイターズ
上沢 お化けフォーク習得に手応え データも駆使しレベルアップ図る
先乗り合同自主トレに参加中 ラプソードを設置しブルペン投球
日本ハムの上沢直之投手(28)が26日、キャンプ地の沖縄・名護で行われている先乗り合同自主トレで精力的に汗を流した。プルペンでは今オフに自腹で購入した3Dトラッキングシステム「ラプソード」を設置し、ボールの回転数や回転軸、変化量など詳細なデータを測定。数値と自らの感覚を擦り合わせながら、投球に磨きをかけた。
理想のボールを追い求め、試行錯誤を続けている。上沢は1球、また1球と投じるたびに画面を見つめた。「自分の投げている感じの良い球より、数値の良い球を目指すという感じ。理想とされる数値に近づける作業をしている。数字を信じ過ぎるのも良くないけど、今はやってみて打者の反応がどうなるかですね」。球速や球質を客観的な目線で分析し、パフォーマンスの向上を図る。
理想はメッツ・千賀の落差 女房役の宇佐見「いつもと違ってびっくり。決め球に使える」
最新機器の恩恵をフル活用し〝お化けフォーク〟の習得を目指している。「苦しい場面で使える絶対的なウイニングショットが欲しい。低めに決まったら空振りが取れるのがやっぱり良い。千賀さんのようなフォークは分かっていても、なかなか打てない。近づくためには研究をしないと。回転軸とかは少しずつ近づけているかな」。すさまじい落差を誇る勝負球を身に付けるため、数字とにらめっこする日々が続く。