細川 2人のレジェンドが理想 イチ流トレ&永ちゃん愛で1軍定着だ
昨オフに続いて初動負荷トレーニングを敢行
プロ3年目を迎える日本ハムの細川凌平内野手(20)内野手が〝イチ流ボディー〟に近づいている。千葉・鎌ケ谷の球団施設で自主トレを行い、昨オフに続き、尊敬するイチロー氏(49)に倣い、鳥取で「初動負荷トレーニング」に取り組んだことを明かした。
昨年12月に1週間、1月に入ってから3日間、初動負荷トレの総本山ともいえるジム「ワールドウィング」で充実の日々を送った。中学生の頃から初動負荷理論に興味を持ち、プロ入り前の20年12月には母校・智弁和歌山でイチロー氏の特別指導を受けた。憧れの人とじかに接し、目指すべき姿が明確になったという。
イチロー氏の身体は理想 「しなやかで強く速い」
45歳まで現役を続けたレジェンドの身体はまさに理想。「しなやかに、強く、速くて効率のいい動きをするというテーマを持って、体づくりをしている」。ピラティスも取り入れ「去年とはトレーニング内容はほぼ変わらないんですけど、さらにベースができたのでレベルアップしているかなと思います」と自信をのぞかせた。
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ロック界のカリスマにも憧れ 「見ているだけでも格好いい」
そんな細川にはもう1人、崇拝する人物がいる。ロック歌手の矢沢永吉(73)だ。同姓のドラフト1位・矢沢が登場曲に使用することを明かしているが「矢沢愛はたぶん負けてない」とニヤリ。父の影響で幼少期から楽曲に親しみ、昨年末には中止となった日本武道館公演に行く予定もあった。
対面することを夢見ているが「見ているだけでも格好いい」とほれぼれ。永ちゃんのロックな生きざまに憧れてきた。「格好つけ続けるところが格好いいと思う。中途半端に格好つけるとダサいじゃないですか」と熱弁。「イチローさんもそうですけど、貫いていると僕は見えるのでそれが格好いい」という。イチロー氏と矢沢の対談本は「読みましたし、映像も見ました」とバイブルだ。
2年連続のキャンプ1軍スタート 3年目の飛躍を期す
2月1日から始まる春季キャンプは、1軍スタートが決定。新庄剛志監督(50)は2月中に1軍メンバーを固定することを明言しており「なんとか毎日、全力尽くしてやっていきたいなと思います」と表情を引き締める。「貫くことは、大事にしてます。自分は続けることは苦にならない人間なので」。己の信念を貫き、レギュラーへ成り上がる。