ガント 雪辱期す来日2年目 白星&ポケモンカードを大量ゲットだぜ!
来日1年目の昨季は登板なし 今季に懸ける思いは人一倍
助っ人右腕が今季こそ、真価を発揮する。日本ハムのジョン・ガント投手(30)が27日、沖縄・名護で自主トレーニングを行った。25日に来日したばかりで、この日は軽めのキャッチボールやダッシュで汗を流した。来日1年目の昨季は右肘痛の影響で公式戦登板なし。10月のフェニックスリーグで、ようやく来日初実戦にこぎ着けた。巻き返しを図る新シーズンへ向け、この春は万全の態勢で調整を進めていく。
昨季の悔しさを胸に秘め、キャンプインを前に沖縄へ到着した。「皆さんより先に来て準備をしたかった。(昨年)キャンプ中に時差を調整するのは難しいと感じて、始まる前に来た。去年のことは自分でも残念に思っている。挽回するために万全の準備をしてきたよ」。メジャー通算173試合登板、24勝の実績を引っさげて入団。大きな期待を寄せられた昨季は、投げられない悔しさだけを募らせた。
オフはコンディション調整に集中 ポケモンカード収集でリフレッシュも
オフシーズンは痛めていた右肘を含め、コンディションを整えることに重点を置いてトレーニングを続けた。一方、プライベートでは趣味に没頭。「去年、ある選手がポケモンカードを遊ぶためのボードをくれたんだ。自分が昔持っていたカードを集めて、並べて鑑賞していたよ」と、うれしそうに話した。
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筋金入りのポケモンマニアだ。8歳から人気ゲーム「ポケットモンスター」の魅力にハマり、ゲームボーイとカード収集に熱を注いできた。大切なカードのコレクションは約500枚にものぼる。「初期のポケモン150種は全部持っているよ。去年のクリスマスに奥さんが、カードを保管するために木製の額をくれたんだ。1998年に出たゲームボーイの赤バージョンの表紙を形取ったカードが一番好き。リザードンが飛び出ているんだよ」と熱弁を振るった。
再ブーム到来中 6億円の値がつくものも!
現在、ポケモンカードはブームの様相を呈している。大量買いや投資行為の対象となり価格が高騰。1枚のカードが6億円を超える価格で売買され、ギネス世界記録に認定された事例もある。ガントは「あまりお金をかけたくないけど、キラキラしたカードは集めている。一番高いカードで1万円ぐらいかな。何十万円もかけることはできないけど、コレクターを自負しているので本当に欲しいものがあれば迷ってしまうんだ」と昨今の事情を鑑み、苦笑いを浮かべた。
日本各地のカードショップを巡ることも、今季の楽しみの一つ。勝利を挙げた暁には、自分へのご褒美にカードを購入するつもりだ。「それがモチベーションになる。今年はカードを集めたいので、見つける旅を楽しみにしているよ」。勝ちまくって、買いまくる。白星量産で、ポケモンゲットだぜ!?