ファイターズ
《ハム番24時》1月30日
主に鎌ケ谷でグラウンドキーパーを務める事業統括本部の渡邉さんは24日から行われた先乗り合同自主トレを見越して、12月中旬から球場の整備を始めていた。1月10日には再び現地へ入り、選手が心地よくプレーできる環境を入念に整えた。
今年から名護のブルペンは新球場のマウンドと同じ土が使われている。アメリカの山で採れる「ファイブスター」と呼ばれる粘土で、その性質を渡邉さんは「サラサラしているのに叩くと締まる。札幌ドームに比べるとスパイクの歯が入りやすい。ここ10年ぐらいでは一番管理しやすくて〝当たり〟だね」と笑顔で説明してくれた。
ブルペンの感触を上原に尋ねると「堅さは一緒ぐらいかな。ただ僕の場合、札幌ドームはたまに滑ったりしていたけど、こっちは歯が刺さる感じがする」との返答があった。職人の技、恐るべしー。チームを支えているのは、裏方さんの情熱なのだと再認識した。