ファイターズ
鈴木&畔柳が先発競演 今季初実戦の「2・1」紅白戦
登板前日の〝通達〟にも 鈴木「それに向けて準備してきた」
日本ハムの鈴木健矢投手(25)が31日、沖縄・名護で自主トレーニングを行った。この日、キャンプ初日の2月1日に行われる紅白戦に先発することが決定。「紅白戦の先発は2人だけ。そこに選んでいただけて光栄。期待に応える気持ちでやりたい」と意気込んだ。相手チームの先発は高卒2年目の畔柳亨丞投手(19)が務める。若き右腕の投げ合いから2023年シーズンがスタートする。
サプライズな抜てきだった。鈴木は練習前に、紙で張り出されたキャンプ初日のスケジュール表を確認。「河野に『あしたのメニュー見ました? 健矢さん1番目ですよ』って言われて、マジかと。それに向けて準備してきたので、やれることをやれたらいい」。大役に驚きながらも、登板へ向けて気持ちを高めた。
ミスターサブマリンに師事 23年シーズンは2種の直球で勝負
オフシーズンは玉井を通じて、日本製鉄かずさマジックで監督を務める元ロッテの渡辺俊介氏(46)の元を訪ねた。ミスターサブマリンと呼ばれた名投手からは、浮き上がる直球の極意を教わった。「僕の真っすぐはシュートして垂れる。俊介さんは浮き上がる。握りやリリースの仕方を聞いた。こういう感覚もあるんだなと新しい発見になった」。今季は場面に応じて2種類の直球を投げ分け、投球の幅を広げるつもりだ。