ファイターズ
野村バックスクリーンヘ1カ月半ぶり5号
■日本ハム3-4オリックス(8日、京セラドーム大阪)
リーグ優勝の夢は完全についえたが、3年目の若き大砲候補が1カ月半ぶりのアーチを描いた。「3番・三塁」で先発出場した野村が、8月24日のロッテ戦以来となる5号ソロを放った。
同点に追いつかれた直後の四回先頭で迎えた第2打席。「後手に回ってもいけないので自分から何とか勝負にいけるように」と、相手先発・増井の投じた初球147キロの直球をフルスイングした。
バックスクリーン左へ飛び込み、一時は勝ち越しとなる一発。「うれしかったですけど、もっと打ちたいなっていうのが一番です」。久々にダイヤモンドを一周した野村は少し表情を緩めた。
もがき苦しむ中で、ようやく光が見えてきた。後半戦に入ってからスタメン出場が続いているが、持ち前の長打力はなりを潜め、無安打にとどまることが多くなっていた。焦りが募る日々を、「開き直って、しっかり自分の打ち方を見直せた」と乗り切った。
「ホームランに限らず、自分の思うようにいかないことが多くて、ずっとモヤモヤしながらやっていた中での1本なので、良かったかなと思います」。最下位に低迷する日本ハムにとって、「ジェームス」こと野村の存在は大きな希望。苦しい経験はいつか糧となる。(中田愛沙美)
近藤 7試合連続二塁打 プロ野球記録に並んだ
六回の第3打席で左中間フェンス直撃の二塁打を放ち、7試合連続二塁打をマーク。2009年4月に日本ハムの金子誠が達成した連続試合二塁打のプロ野球記録に並んだ。二回には右翼線への三塁打で好機を演出し、3試合連続の複数安打で打率は・296まで上昇。好調を維持しており、きょう8日のロッテ戦で記録更新に期待がかかる。(京セラドーム)