■紅白戦　紅組２－４白組（１日、沖縄・タピックスタジアム名護）

ライナーで右翼ポール際へ　「強く叩こうとした結果。良かったです」

　２０２３年の〝チーム１号〟だ。紅白戦の白組「７番・二塁」で先発出場した石井一成内野手（２８）が二回無死一、二塁の第１打席で先制３ランを放った。上原健太投手（２８）の内角１４４キロに反応。ライナーで右翼ポール際へ運び「狙ってはいなかったですけど、強く叩こうとした結果、ホームランになったので良かったです」を声を弾ませた。

　このオフ、新庄剛志監督（５１）の助言に沿ってパンプアップした。昨季８０キロ前後だった体重が、今は８３キロ。脂肪はそのまま、筋肉を付けることで増量してきた。

狙うはエスコン第１号　ライバルは清宮！？

　２２年開幕戦ではパ・リーグ１号をマークしており、節目で勝負強さを発揮している。注目度の高い新球場「エスコンフィールド北海道」の１号についても「打ちたいですね」と貪欲だ。ライバルとして後輩スラッガーの名前を挙げ「清宮より先に。たぶんあいつは１打席目で力むと思うので、そこはチャンスかな」と冗談交じりに笑った。正二塁手を狙う大卒７年目が絶好のスタートを切った。