■紅白戦　紅組２－４白組（１日、沖縄・タピックスタジアム名護）

１イニングを３人斬り　新投球フォームも披露

　日本ハムの吉田輝星投手（２２）が１日、紅白戦（名護）に登板し、１回１安打無失点だった。先頭打者に安打を浴びたが、盗塁アウトもあり３人で抑えた。

　このオフは楽天の則本に師事し、軸足の使い方を意識する投球フォームに改良した。今季初の実戦登板で試したが「歩幅が一歩分、広かったので、力み方を間違えた」と、しっくりこなかったという。

加藤貴に対抗心！？　ブルペンでの熱投も宣言

　反省を生かし、キャンプ期間中に２００球の投げ込みを敢行する。この日、加藤貴がブルペンで１３８球を投げたと伝え聞くと「（背番号にちなみ）１８１８球にしようかな」とニヤリ。ジョークを交えつつ「このクールの最終日くらいに２００球くらい投げ込みしたいです。新しいフォームを試したい」と明かした。

　プロ５年目の今季は先発ローテーション入りを狙っており「試合で１００球くらい投げるなら、２００球くらい投げられないといけない」。自主トレの成果で体も絞れ、コンディションも万全だという。

プロ5年目の大飛躍へ　グラブ選びにも妥協なし

　投球フォームだけではなく、新たな〝相棒〟も模索中だ。この日の登板では、赤色のグラブを使ったが「赤と紫で迷っています」という。日本ハム入団時はオレンジ色を使用し、昨季は黒色だった。　「今年、マジでやってやると思っています。今年は自信の『赤』ですとか言いたい」と情熱的な赤色か、母校・金足農高（秋田）カラーでもある紫色か。「人と同じ色のグラブは好きではない。紫はいないから、紫もいいかな～。考えます」と熟考している。

　さらなる飛躍へ。２２歳はやる気に満ちあふれている。