■紅白戦　紅組２－４白組（１日、沖縄・タピックスタジアム名護）

新庄監督「（バットに）当たってから前に送り出すうまさがある」

　日本ハムドラフト５位ルーキーの奈良間大己内野手（２２）＝立正大＝が〝鮮烈デビュー〟を果たした。紅白戦に紅組の「８番・遊撃」で先発出場。２打席連続で快音を響かせ、３打数２安打１盗塁と大暴れした。

　三回はトレードで加入したばかりの斎藤綱記投手（２６）から左前打で出塁後、ノーサインでディレードスチールを成功させた。五回は河野竜生投手（２４）の変化球に対応し、左翼線二塁打。プロの洗礼を浴びることなく、猛然と力を発揮した。

　新人離れしたパフォーマンスに新庄剛志監督（５１）も目を見張っていた。「たいしたものですよ。（バットに）当たってから前に送り出すうまさが彼にはあると思いましたね」と手放しで評価。１軍戦力として機能するか、シビアに見極めていくつもりで「相手のエースクラスに対してどんな打撃をするか」と今後に期待を寄せていた。