橋本主将 島根・安藤&金丸封じで連敗止める
B1東地区のレバンガ北海道は、あす9日から敵地で島根との2連戦に臨む。開幕節は広島に2連敗。今季初勝利へ、PG橋本竜馬主将(33)は、今季2戦で52得点の元日本代表PG安藤誓哉(29)と福岡大大濠高時代のチームメート、SF金丸晃輔(32)を封じることを宣言した。
昨季の王者・千葉との開幕戦を100点ゲームでモノにし、勢いに乗る島根。対するレバンガの橋本はマッチアップが予想される安藤に対して「彼が中心。しつこく粘り強くディフェンスする」。リーグ屈指の泥くさく、激しい守備で相手の出ばなをくじく。
島根は今季、大型補強を敢行した。安藤は最後の最後で東京五輪の日本代表入りを逃したが、島根では攻撃の中心に君臨。東京五輪に出場した日本屈指のシューター・金丸も加入した。
昨季の1試合平均78・2得点から大きく攻撃力をアップさせた島根だが、佐古HCは「相手はトランジションのチーム。(安藤と金丸の)2人がメイン。(レバンガは)徐々にゲーム感も戻ってきているし、今週はチャンス」と今季初白星を狙う。
橋本は「コートの中で話したり、楽しみたい」と金丸との再会を心待ちにする。ただ、心を鬼にすることも忘れない。「バンバン打ってきますし、乗らせないようにしないといけない。絶対に決めさせないようにマッチアップにあたる」。昨季から続く連敗を15で止め、新生レバンガ初勝利をつかみ取る。(西川薫)
ブルックス 古巣討ちに闘志
○…開幕節で2戦連続21得点のPFブルックスが古巣との一戦で大暴れする。昨季は島根に所属し、1試合平均18得点をマーク。レバンガのホーム開幕2連戦では連続20得点以上を記録した。だが、今季は味方。心強い存在だ。「(島根には)去年一緒の仲間が多く残っている。いい思い出もあるけど、試合は別。自分が2点取って勝つ方が40点取って負けるよりもうれしい」。勝利最優先のオールラウンダーがどこからでもゴールを狙い撃つ。