ファイターズ
エース上沢 今キャンプ初のブルペン入りで新球〝スラッター〟披露
首脳陣やメディアが熱視線 新たな球種も試投
日本ハムの上沢直之投手(28)が2日、沖縄・名護で行われている春季キャンプで初のブルペン入り。96球を投げ込んだ。エースの投球に首脳陣や多数のメディアが注目。「きょうは人がたくさんいたので、あまり力まないように投げました」とマイペースを貫き、腕を振った。今季も大黒柱として期待される右腕はシーズン開幕を見据えて、段階を踏んでギアを上げるつもりだ。
七色の球種で打者を幻惑する。一級品の変化球を揃えて勝負を挑む。この日「簡単に言えば、スライダー寄りのカット」という〝スラッター〟を披露。投球を受けた、侍ジャパンでブルペン捕手を務める鶴岡さんからは「すごいね!」と、その変化を絶賛する言葉が飛び出した。
進化を止めないエース スライダーも改良中 データ分析も駆使
新球のスラッターをはじめカットボール、カーブ、パワーカーブ、チェンジアップに3種類のフォークを投げ分ける。すでに多彩な球種を操るが、さらなる変化球の習得を目指してスライダーも改良中だ。「新しいスライダーを投げようかなと思っている。横にカーブを投げている感じです」。ベース盤の左右と奥行きを目いっぱい使い、並み居る強打者を封じ込める。