２０２１―２２Ｖリーグ開幕記者会見が７日、オンラインで行われ、Ｖ２男子・ヴォレアス北海道の佐々木博秋（２６）、同・サフィルヴァ北海道の阿部誠樹（２３）が参加。悲願のＶ１昇格へ抱負を語った。開幕戦はともに３０日。ヴォレアスは旭川市リアルター夢りんご体育館で埼玉と、サフィルヴァは苫小牧市総合体育館で三重と激突する。

　ヴォレアスの佐々木は「目標は全勝優勝」と決意表明した。昨季はＶ２・２位で入れ替え戦に進むもＶ１大分三好に惜敗。「もちろん悔しい思いがあったが、いい経験になった。今年はその舞台で勝つことが目標」と気合を入れた。

　エースだった古田史郎ら７人が昨季限りで退団。チームカラーは一新された。「チームを組んでいる途中だが、徐々に良くなると思う」。組織力を磨き、悲願のＶ１昇格へ勝利を積み重ねる。

　昨季９位だったサフィルヴァの阿部も「今季は優勝を目指す」と意気込んだ。緊急事態宣言下で一時、練習場の確保にも苦労した。「１時間くらいかかる場所に通ったり、あまり状況は良くなかった」と振り返ったが、フィジカル強化も並行し、開幕に照準を合わせてきた。

　ヴォレアスとサフィルヴァの「北海道ダービー」は１１月１４日と来年２月２０日に行われる。阿部は「ヴォレアスさんは常勝だが、僕らはチャレンジャー。気持ちの面では負けない」と力を込めた。