【西川薫】プロ野球12球団がキャンプイン 北海道関係は45人
今年もプロ野球全12球団がキャンプインした。北海道関係では12球団に45人が所属(育成含む)、そのうち道産子は32人。今回、表にまとめてみて、あらためて選手数の多さに驚いた。アマチュア時代に取材した選手や思い入れのある選手が何人もいて、いまから開幕が楽しみだ。
日本ハムの10人が最多
球団別では日本ハムの10人が最多で、最少はDeNAとオリックスの1人。出身別では高校最多は北海高の8人、大学最多は東京農大網走の7人。最年長は楽天・田中将大投手の34歳で、最年少は広島1位指名の斉藤優汰投手の18歳。田中投手のように、甲子園で日本一に輝いた選手もいれば、地方大会で散った選手も。甲子園出場経験は16人で、半分以上は地方大会で涙を飲んだ選手達だ。このキャンプでの生き残り競争を戦い抜き、1人でも多くの北海道関連選手に開幕1軍切符をつかみとってもらいたい。
北広島市出身はソフト・木村大成と巨人・鈴木大和の2人
来月、いよいよ北広島市に日本ハムが本拠地とするエスコンフィールド北海道が開業する。ソフトバンク・木村大成投手と巨人育成・鈴木大和外野手はともに北広島市出身。近い将来、日本ハムとの試合で凱旋出場を果たし、故郷に錦を飾るのか、それとも日本ハムが地元の意地を見せて返り討ちにするか-。
記者の地元・JR野幌駅からもシャトルバスが出るらしく、札幌ドームよりも近くなった気がすることも興味をそそられる。
記者の母校・北海高野球部の後輩や、先輩の息子の日本ハム・松浦慶斗投手、恩師の北翔大監督時代の教え子、千葉ロッテ・本前郁也投手、さらに地元・江別市内の少年野球チーム出身の日本ハム・伏見寅威捕手ら、推しの選手を挙げると1チームできあがるぐらいだ。新球場で躍動する道産子選手の活躍を、ぜひ観客席から見てみたい。
◆2023北海道関係のプロ野球選手一覧◆
【ヤクルト】
投 山本大貴(27)北星大付高-三菱自動車岡崎
投 沼田翔平(22)旭川大高
投 坂本拓己(18)知内高
捕 西田明央(30)北照高
【DeNA】
投 阪口皓亮(23)北海高
【阪神】
投 門別啓人(18)東海大札幌高
投 茨木秀俊(18)札幌東シニア-新潟・帝京長岡高
【巨人】
投 鍵谷陽平(32)北海高-中央大
投 阿部剣友(20)札幌大谷高
捕 大津綾也(19)北海高
外 鈴木大和(23)北海高-北海学園大
【広島】
投 斉藤優汰(18)苫小牧中央高
捕 持丸泰輝(21)旭川大高
【中日】
投 砂田毅樹(27)札幌南シニア-秋田・明桜高
投 竹内龍臣(21)札幌創成高
投 近藤 廉(24)東京・豊南高-札幌学院大
【オリックス】
投 才木海翔(22)北海道栄高-大阪経済大
【ソフトバンク】
投 木村大成(19)北海高
投 岡本直也(26)千葉経済大附属高-東農大網走
投 中村亮太(24)千葉経済大附属高-東農大網走
内 周東佑京(26)群馬・東農大二高-東農大網走
内 小林珠維(21)東海大札幌高
外 川村友斗(23)北海高-仙台大
【西武】
捕 齊藤誠人(27)札幌光星高-北海道教育大岩見沢
内 ブランドン(24)沖縄・石川高-東農大網走
内 佐藤龍世(26)北海高-富士大
外 川越誠司(29)北海高-北海学園大
外 若林楽人(24)駒大苫小牧高-駒澤大
【楽天】
投 田中将大(34)駒大苫小牧高
投 伊藤茉央(22)福島・喜多方高-東農大網走
投 竹下瑛広(22)神奈川・厚木北高-函館大
【ロッテ】
投 菊地吏玖(22)札幌大谷高-専修大
投 本前郁也(25)札幌光星高-北翔大
投 河村説人(25)白樺高-星槎道都大
投 田中楓基(19)旭川実業高
【日本ハム】
投 伊藤大海(25)駒大苫小牧高-苫小牧駒澤大
投 玉井大翔(30)旭川実業高-東農大網走-新日鐵住金かずさマジック
投 井口和朋(29)神奈川・武相高-東農大網走
投 杉浦稔大(30)帯広大谷高-国学院大
投 福田 俊(26)札幌・曙ドラゴンファイヤーズ、横浜創学館高-星槎道都大
投 松浦慶斗(19)旭川大雪ボーイズ-大阪桐蔭高
投 根本悠楓(19)苫小牧中央高
投 齋藤綱記(26)北照高
捕 伏見寅威(32)東海大四高-東海大
外 今川優馬(26)東海大四高-東海大札幌-JFE東日本
※学校名は所属当時、年齢は2023年2月1日現在