《SHINJOの信条》野手のスイングのブレのなさが目立つし、逆に投手がちょっと遅れているのかな
■紅白戦 紅組6-4白組(5日、沖縄・タピックスタジアム名護)
ー今日の試合振り返って
「野手の仕上がり具合というか、打席でのスイングのブレのなさというところが本当に目立つし、逆にピッチャーの方がちょっと遅れているのかなというイメージはありますね」
ー江越、万波に一発が出た
「今の状態が良いというのはもちろんいいんですけど、これを続けていってもらって、相手のピッチャーが一線級が出てきた時に、こういうバッティングができるか、こういう雰囲気でもっていけるか、というところ。あとはね、せっかく必死で点を取りにいっているのに、取りました、その次の回にピッチャーのフィールディングとか悪くて、あそこでまたすぐ1点を取られて。ああいう野球をしていたら勝てるものも勝てないので。あとは清宮君のフェンス手前のライトフライ。あれを阪口君が捕れない。捕れなくて2、3塁。捕ったら1アウト1塁。全然違うじゃないですか。そういうところをしっかりやっていかないと勝てるわけがないですね。でも、良い面もたくさんありましたし。盗塁を積極的にやっていくというところの姿勢というのはね。トライして失敗して失敗して覚えていくというのが物凄い大事なんで。今の時期というのはね。ドンドンやってもらいたいし。谷内君、木村君、安心しますね。1球で仕留めるという。国頭の方でね、しっかりレベルアップと同時に調整をしておいてくれという話はします」
ー江越に関しては以前、ホームランを打ったら罰金と話していた
「いや、もうないです。今年に関してはもう。ホームランを打とうと思って打ってないんでね。こう、バッティングでいうと『はらう』というんですけど、センター方向に向かっていって、インコースに来たらポンって、打つんじゃなくて、彼は力があるんで、ポンってはらってあげたら、ただただ、あの打球が行ったというだけで。まあ別に褒める内容でも別にないかな。今に関してはあれぐらいやってもらわないといけないというイメージがあります」
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―投手陣は
「育成のね、斉藤くん、福島くん。一番左の桁がどんどん削れていっているのが分かる。面白い。今年いきなりというのもあるだろうし、この先、本当に楽しみな選手の2人」
―達も先発
「本人はまだ納得いっていないんじゃないかな。僕たちから見ても、やっぱりボール球先行というところで。あと1週間、2週間、ストライクが取れるようにやっていってもらいたい。あと、バッターに関しては今日はノーサインで、しっかり梅林くんがノーアウト1、2塁でサード側にやろうという気持ち。失敗はしたけど、ああいう気持ちは大事。ああいう選手は使いたくなりますよ、今年に関しては」
―第1クールを振り返った印象
「印象とかは別に。今年に関しては、印象どうこうよりも内容。紅白戦2試合の内容は他のチームよりも試合をしているわけだし。実戦のボールを打っているわけだし、差はちょっとついたんじゃないかな。差がついたというよりも差を詰めたというか」
―第2クールの選手の入れ替え
「ああ、ありますよ。内容の良くなかった選手は入れ替えます。それは最初から言ってきている。また上がってきたら、また入れ替える。その繰り返し。紅白のメンバーも入れ替える。それは本人たちが一番分かっているんじゃないですか」
―第2クールに向けて
「いや、ないって(笑)。一日一日が全員勝負だし、その一日をやり遂げて、納得してグラウンドから帰ってほしい。ま、選手たちはよくやっていますよ」
―中島について
「いつもだったらこっち(逆方向)にいこうとして、ヒットが出たかどうかは分からないけど、こっちにいこうという意識ではなくて、引っ張れたというところはね。走ってほしかったけどね。いいんじゃないですか。振れているよね、みんな。万波君なんか、打席の雰囲気、右中間に全部持っていこうという雰囲気でインコースが来たら払うじゃないけど、そういう待ち方ができているし。これを続けてもらわないと困るし、今がいいだけじゃダメだし。それは本人たちが一番分かっている。あとはメラメラ感。ビシビシくるね。ここのポジションはオレが獲る、という。メラメラ感は伝わってくるし。メラメラ感がありすぎて声が出てこないというのもあるから。でもそれはそれでいいと思う。いい感じですよ」
―外野の争いがし烈
「いいね、いいね~。4人使えないのかな、外野。(内野減らす?)あはは。これを続けていけばレベルは上がるし、オレが迷うしね。ただ、固定はするしね。申し訳ないけど、調子を絶頂に持ってきた選手は、誰か分からないけど、使って、全員が調子良い中でもベンチで調子を落とさないくらいの調整をしてもらうしね」
―五十幡は肩も
「あの肩はダメです。高すぎません? その前に五十幡君がサード(ランナー)で浅間君がライトで、五十幡君の足…あの高く上がったフライに対して、カットを使ってセーフになると思う? 思わんでしょ。ランナーがサードにしかいないんだから、もう6メートル後ろから勢い付けて一人で投げるという気持ち…まあま、でも浅間君の場合、まだ肘の方が全力で投げてどうなのか。間違いなくこの辺に怖さというのが残っている。その辺はちょっと確認して。分からない。浅間君以外だったら後ろから、別に逸れたっていいんだから。ストライクは投げてほしいんだけど、それぐらい勝負していかないといけない。ノーヒットで1点はダメです」
ー江越に力抜けと
「2日前に力を入れ出していたの。だめって言ってるやろゴロゴロゴロ、エンドランの気持ちって言ったらまた良くなった」
ー成果がでてきた
「それは知らない。この時期はタイガース時代も毎年良かったかもしれないし、このままずっと一日一日を大切にしていって、今日を続けていた結果、10月になっていたんだ、ですね。そりゃ一線級が来たらどの選手だってクルクル回るんだから。そこでどうやって我慢していくか、待てるか、というところが一流になるかならないか。それだけやってくれたらチームは勝つし。あとは投手だね。なんか勢いない感じがするな。下の子の方が勢いある感じがしますね。でも、プロ野球の世界を3、4年経験している投手は徐々に上げてきてくれると期待している。でも今年は期待だけじゃダメなんで結果なんで。期待だけさせる選手は使えないしね。期待していなくても結果残してくれたら使うしね。これが難しいところ」
ー紅白戦のチーム分けは紅組の方がレギュラーか
「今はね。このメンバーで徐々にいいものが入ってくる」
ー第1クールを終えた時点で江越や万波は一歩リードか
「見てもらったら分かるかな。11日(の紅白戦)を見といてください。今日の内容じゃなくても11日までの練習の内容で変わってくると思う」
ー山口アタルは
「もっと慣れてほしいかな。いきなりってことはないかな。もっと実戦でやってもらって。慣れというのは大事だけど。でも1打席目、内角のボール気味の球を。やっぱり強いゴロを打てる打者は使っていきたいと思う。ショートゴロでも、ちょっと逸れたら抜けていく。あれ、意外と詰まってないですから。しっかり球を捉えるときに肘をたたんで芯で押してるからあの打球がいく。あれを続けていってくれたら結果が出てくる。すぐ(背番号が)2桁になるから。あとは送球とかを。シートノックでアピールしたくて、強いボール投げたくて、上体に力が入るから全部ワンバンしかいかない。気持ちは分かる。それは慣れ。国頭で試合を意識しながら、オレが見ていると思ってのシートノックで、硬くならないように。それは慣れのことです。矢沢くんもそうだし。あんなボール、何でいったんだろうと。本人が一番。あれは硬いから。柔らかすぎても浮くしね。それがプレッシャー。プレッシャーに勝っていくのがプロだし。負けたらグラウンドに立てないし。レギュラーっていうのは、そういうのをクリアしている選手。今のうちのコーチ陣だって、それをクリアしてきてコーチになっているわけだし。林さん以外は(笑)」
―森本コーチに怒っていた
「体勢を見ないといけない。あのライナー性の打球で体勢良く取れるセンターいます? いないでしょ。それを勉強しなさい、とオレは思った。でも1年目だしね。サードコーチャーの練習ってできないしね。まだ2試合目。サインも出したことないし。練習できないことは経験しかない。あとはセンスになってくる。もしダメならすぐ誰かに代わってもらう」
-自ら入ったり
「いやいや…」