熊本キャンプの新たな環境でリセットして《平川弘のCool Eye》
熊本はトレーニング環境が整い、勝手知ったる我が家みたいなもの
沖縄で名古屋とのトレーニングマッチを終え、2月8日から熊本キャンプが始まる札幌。3日間のオフで心身ともにリフレッシュできただろうか。また新たな環境でリセットして、開幕に向かってほしい。
熊本での2次キャンプはもう長く続けられていて、札幌の選手たちにとっては勝手知ったる我が家みたいなものだろう。宿泊する宿には温泉もあり、食事も美味しい。阿蘇をのぞむ自然は素晴らしく、トレーニング環境も整っている。J2熊本の地元ということもあり、熊本と練習試合を容易に組めるというメリットもある。
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新加入選手は寒暖差、筋肉系トラブルに注意必要
ただ、温暖な沖縄からこの時期の熊本に入ると、気温が低く寒暖差にやられる選手が出るので気を付けてほしい。とくに新加入の選手は初めての体験なので、肉離れなどの筋肉系のトラブルには注意が必要である。せっかく沖縄でコンディションを上げてきたのに、熊本でノッキングすると開幕戦に響いてしまう。
必ずしも100%にする必要はない
2月18日の広島との開幕戦は、良いスタートを切るためには確かに大事な一戦だ。開幕戦でスタメン出場することを目標に選手はキャンプを過ごしている。私もそうだった。まずは開幕戦のポジションを確保することで、レギュラー争いの優位に立てるからだ。しかし、開幕戦は34試合のうちの1つであることも事実。焦らず尻上がりに調子を上げていけばいい。新加入の選手はなかなかそうは考えられないだろうが、焦らないでほしい。熊本で必ずしも100%にする必要はない。