流行のピラティスをやってみた! 「RefineBody」記者体験記
「RefineBody」の代表・田中宏明さん(36)のご厚意もあり、ピラティスのいくつかの動きを体験させてもらった。
アスリート泣かせの動き「チェアー」
まず取り組んだのが、専用器具「チェアー」を使った動きだった。バーの上に立ち、台に両手を突きながら、下半身を上げる動作なのだが、これが本当に難しかった。下半身を引き上げ、さらにキープしなくてはいけない。ピンポイントで力を入れる箇所を意識しなくてはいけなかった。さらに、上がってもわずか1秒ほど。一方の田中さんは涼しい顔で何秒も体勢を維持。さすがの一言だった。「結構アスリート泣かせの動きなんです。どうしても力任せにやってしまう。力を抜いて、この動きに必要な分の力を入れて動くっていうことは割と苦手なんです。力任せにやってもこれはできないです」と説明した。
各箇所に意識が必用「リフォーマー」
次は「リフォーマー」を使用させてもらった。仰向けになり、両足でバーを押す。寝ながらスクワットをするような形で、動きの難易度は低かった。しかし、田中さんの「お腹から力を伝える」ことは難しく、どうしても下半身に意識が向いてしまった。続いて、バーの上部に足を置き、腰を持ち上げる動作。寝ているボードが動かないようにするには、体幹だけではなく、太もも裏に相当な力を込めないとならなかった。強い刺激を感じ、プルプルさせながらも、何とかこなすことができた。最後はロープに両手を通し、腕を体と垂直に上げた位置から腰の横まで下げるのと同時に、腹筋で上半身を上げた。想像通り腹筋に強い負荷が掛かった。
自分の体の感覚と向き合う
「ピラティスって自分の体の感覚と向き合います。常に動いている間も、自分の体がどういうポジションにあるとかを感じ取りながら動いていく。形が合っていればOKではなくて、どういうふうに体を動かしているのかっていう感覚と向き合わなきゃいけない」
その田中さんの言葉通り、約5分間と短い時間の中でも、頭でイメージした通りに体をコントロールする難しさを感じることができた。「RefineBody」では1回60分が基本。コロナ禍で疲れた心身を整えるためにも、ぜひともおすすめしたい。